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REIDEEN (ライディーン) Vol.9
出演:藤原啓治,本田貴子,我妻正崇,三木眞一郎
おすすめ度

物語を総体して評価すると“竜頭蛇尾”、“本末転倒”、“支離滅裂”といったところでしょうか。
序盤では様々な謎が提示されたり、CGで描かれたロボット(これに関しては人それぞれ好みがありますけど)の重厚な雰囲気の戦闘シーンなど見所は多かったです。
しかし、観ている内に次第に感じ始めました――強引に話が展開してゆくことに。
中盤からは、前編でじっくりと深みを感じさせる展開をしつつ、後編では手拍子であっさり終わらせてしまう――という、非常に物足りなさを感じさせられる展開でした。
終盤では、中盤で感じた“強引な展開”に拍車がかかってます。
厚みがあるように見えて、実は薄いストーリー。
“曲者”らしき人物が出てきたかと思えば、案外、大した活躍をせず終わったり。
登場人物の扱いは非道すぎますね。レギュラーや準レギュラーに訪れた理不尽な最期を、あっさりと描いた上にそのまま忘れ去ってしまっています(事実、誰一人として悼みの一言さえも発していません)。
また最終話で明かされるライディーンの正体も、むしろ宣伝文句として紹介されるようなもので全く説明になっていませんでした。
総合すると――
・各話における展開事態に無理が生じている
・最終話に至っても作中に提示された“謎”が解明されていない←推理するための情報さえ一切ない(忘れられている?)
・登場人物を、単に登場してくる“物”として切り捨てているだけの雰囲気も多い
――といったところです。
ストーリーに関しては全く期待してはいけませんね。
Production I.Gの作品として「映像」を楽しむには……まあ、“そこそこ”――といったところでしょう。綺麗ですが繊細かどうかは視聴者の主観に依ります。しかしCGは殆ど使い回しが多いので、感嘆は少しずつ薄れてゆきますね。
ただ各話におけるライディーンの活躍に関する演出手法は、デウスエクスマキナを意識しているようにも思えます――と書けば聞こえは良いですが、要するに“伏線もなしに強引に新しい能力を付加している”ということです。
もっとも、ライディーンなだけに“デウスエクスマキナ”(機械仕掛けの神)を意識しているのかもしれませんが、仮にそうだとしても、紛れもなく失敗作だと思います。
