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十三人の刺客

十三人の刺客
価格:¥ 3,150
出演:片岡千恵蔵,里見浩太朗,嵐寛寿郎
おすすめ度
可哀想な西村晃さんの代表的名作
黒澤明監督“七人の侍”と小林正樹監督“切腹”を足して2で割ったような作品ですが、やはり東映時代劇を代表する一本だと思います。 封建時代のいい所−武士道とか、観念に殉じて戦うことが出来る−と、悪いところ−ひどい主君に仕えてしまったが最後−がはっきり描かれている脚本が見事です。 戦前からの時代劇の大スター、片岡千恵蔵や嵐寛寿朗、戦後のスター、丹波哲郎、後にTVで大スターになった里見浩太郎や山城新伍という具合に、ほぼ三世代にわたる豪華な顔ぶれのキャスティング。 敵役の明石藩家老、鬼頭半兵衛役の内田良平も見事な熱演(ちょっと顔つきや声が仲代達矢に似ています)で武士の苦衷を表現しています。  とにかくぎっしり中身の詰まったロングショット(引きの画面)が多いのに驚かされます。 引きにした場合、たくさんのものを画面に入れなければならないので撮影は大変ですが、なんと言ってもそれでこそ映画の時代劇!

十三人の中でもひときわ目立っていたのが西村晃さん演じる浪人の剣豪。 西村さんといえば、後にTV水戸黄門の二代目黄門様でお茶の間の人気者になりましたが、当時はほとんどがケチな悪役専門で、この役は一世一代のもうけもの(七人の侍だったら、さしずめ宮口精二演じた久蔵でしょう)だったと思います。 DVDのカバーにも下のほうに刀を持って一人で載っていますし。 にもかかわらず、なぜか映画の終わりの方であの扱い。 未見の方がいらっしゃるでしょうから詳しくは書けませんが、あの扱われ方は一体ナゼ? 気になる方は是非見てください。

適材適所の配役の中でも鬼頭半兵衛の内田良平が印象的
 工藤栄一監督作品としても、東映集団時代劇としても最高傑作であろう。
 黒澤明の「七人の侍」ほど侍一人一人が丁寧に描かれるわけではないが、片岡知恵蔵、嵐寛寿郎、里見浩太郎、西村晃、山城新伍らの刺客たちの個性的な演技と存在感のみならず、敵方の内田良平の見事な男っぷり、菅貫太郎の馬鹿殿、息子夫婦の敵に変えて通行止を通した月形龍之介の意地、その息子役の若き日の河原崎長一郎、権力側の人間をやらせたら右に出るものはない丹波哲郎など多彩な出演者たちがそれぞれの十八番の役で出ているのも楽しい。特に敵方の知恵袋で剣豪でありながら、どうみても非がある馬鹿殿に命掛けで仕える鬼頭半兵衛(内田良平)の人物像を魅力的に描くことで両者の対立に深味が出た。鬼頭半兵衛を演じる内田良平の演技も素晴らしい。
 そして霧の中、落合宿に明石一行が現れてからの怒涛のチャンバラが凄い。あらゆる作戦と罠を駆使して戦う島田新左衛門(片岡知恵蔵)と十三人の刺客、馬鹿殿と判っていながら必死で守り抜く鬼頭半兵衛。剣の達人である西村晃が刀をなくした時の狼狽ぶりや、ラストを閉めるのが、あまり重要でない役の侍の狂った笑いなのも忘れられない。
 工藤監督の集団時代劇では「大殺陣」「十一人の侍」もDVD化を望む。

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