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白い嵐【字幕ワイド版】

白い嵐【字幕ワイド版】
価格:¥ 3,045
出演:ジェフ・ブリッジズ
おすすめ度
社会性が身を守る
 個人が、社会の中で占める位置の自己確認。自分が社会に参加していることの確認。役割を認識し、実行すること。逆に言うと役割を自覚的に与えられること。 相互認証。他人を認めることによって自分を認めること。会社や、学校、国家などに同一化することなく、確立されるアイデンティティー。 これは青春映画ではない。群衆に埋もれ、匿名で生きている大人にも(つまり参加した子供たちの親)にとっても大切なことである。 ここには厳格な指揮命令関係があるが、それは自分たちのために存在し、他から影響を受けるものではない。この社会で完結しているのだ。それが、会社や軍隊の指揮命令関係と厳密に区別されるべきである。 「戸塚ヨットスクール」では自分の命のみを守ることを教えて!いたであろう。そこに欠けていたのは社会性である。自分の身を守るだけではだめであり、またそれは不可能である。他人の命を引き受け、自分の命を預けること。それが大切である。
大洋航海を描いたこのアドベンチャー大作は、1996年に劇場公開された際は正当な評価を受けたとは言えなかった。その理由が、映画のタイトルにもなった嵐のシーンが映画館の大画面では素晴らしいが、家庭のテレビ画面で観ると必然的にインパクトが小さくなってしまうことが原因だとしたら、非常に残念なことである。劇場公開とビデオ発売を同時に行うと興行収入面でも影響を受けてしまうが、リドリー・スコット監督(『ブレードランナー』、『テルマ&ルイーズ』)の手腕により美しく映像化されており、大海原のロマンスや脅威に魅力を感じる人には感動を与える映画である。ハイスクールの学生が最終学年を乗組員の訓練生として過ごす際の、誰もが経験する通過儀礼を描いたアドベンチャー物。熟練航海士の校長(ジェフ・ブリッジズ)が訓練船である帆船アルバトロス号を指揮し、チームワークとメンバー個々の責任を厳しくたたきき込む。南米大陸の先端を回って戻るまでの航海において、若者たちは多くの試練を克服して人格が形成されていき、寄港地での上陸時間中に性的快楽にも目覚めていく。物語としては従来の冒険物を踏襲しており、スコット監督は『いまを生きる』、『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』の帆船バージョンに対して特に目新しさを加えているわけではない。しかし、『白い嵐』は大人への成長を描いたドラマとして優れた手法で撮影され、活力に満ちている。有能な新人俳優たちが配され(テレビドラマ『サンフランシスコの空の下』に出演したスコット・ウルフなど)、彼らがこのスリルに満ち溢れ、人生の転機となった冒険のドラマで重要な役割を果たしている。(Jeff Shannon)

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