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夏の嵐

夏の嵐
価格:¥ 2,940
出演:アリダ・ヴァリ,ファーリー・グレンジャー
おすすめ度
絶叫女優アリダ・バリ
アントニオーニの『さすらい』で見事なおたけびをあげていたアリダ・バリが、本作品でも迫真の絶叫シーンを見せてくれる。叫び方がウマイというのは女優にとっては一つの武器であり、ホラーもののオーディションでは必ずといっていいほど絶叫テストが行われるくらいだ。その意味で、アリダ・バリとナオミ・ワッツは絶叫を自らの武器としている女優として貴重な存在である。

従兄を裏切ることになるのを承知の上で、愛人に金を貢いだリディア。その金で医者にウソの診断書を書かせ、兵役を免れるフランツ。自己愛にみちた人間は、裏切りという背信行為なしには他人を愛することができないのか。自虐的な振る舞いによって、自分を嫌いになった分しか他人に愛情を注げないのかもしれない。しかし結局は、フランツとリディアはお互い相手の中に存在する自己の分身(自己愛に満ちたナルシスト像)を愛しているにすぎない。

ヴェローナに隠れ住んでいたフランツをリディア(アリダ・バリ)が訪ねるシークエンスは重要である。そこで自分と同じ穴の狢であることをフランツに指摘されたリディアは、「ノー」の大絶叫を部屋に響かせるのだが、精神を乱したリディアはフランツの脱走行為をオーストリア軍に密告してしまう。<裏切り>によってはじまった恋は、皮肉なことに<裏切り>によって幕を閉じたのだ。

魅せられた
伯爵夫人のはじめの後姿の登場シーンからすっかり見せられてしまいました。物腰や堂々とした立ち振る舞い、内面からの魅力。当時の女優には魅力的な人がたくさんいましたが、主役のアリダヴァリは群を抜いた美人ではないかもしれないけれど(女優の中では・・・です。一般人と比べたら別格です(^^;))ほかの誰にもないものがあって魅了されてしまいます。第三の男では完璧に整った高嶺の花のようで心酔してしまいました。あんな女性になりたいと思ったものです(当方26歳ですが)。ただそれだけに最後に中尉に若く美しい娼婦と比較されてひどいことを言われるシーンはちょっとつらいものがありました。若いころに比べると容色が衰えてしまっているのは仕方ありませんが、もっと若い女ざかりの時分にこの役をやってほしかったと思います(そのときだったら娼婦なんて目じゃなかったのに。。。)皺も目立ってたし。映画レビューじゃなくて女優評になってしまいました。星がひとつ足りないのはその辺です。きれいな女優さんに醜態を見せられるのは辛かったということで。それが女優なんでしょうけど。自分的にはちょっと最後のほうのシーンと第三の男とのギャップが辛かった。長々と参考にならないレビューごめんなさい。
絵画のようなシーン
アリダ.ヴァリが本当に綺麗です。「第3の男」で“笑わない美しさ”に魅了された私ですが、「夏の嵐」では、冷たいモノクロの人形に、一気に熱い血が通ったような凄みと激しさを感じます。ストーリーは重いですが、ヴェルディのオペラを見終えたあとのような充実感があります。(好きか嫌いかは別として…)緑を基調とした美しい絵画のようなシーンがいつまでも目の奥に焼きついて、そこにブルックナーNo7が豊かに流れ、より深い感動を覚えます。ヴィスコンティの心憎いまでの演出(時として私の許容範囲を越えることもありますが…)におぼれ、浸ってしまう自分をアブナイと思いつつも抜けられない、そんな麻薬のような映画です。
最高!陶酔!
この映画が封切られた時、私の母は祖父に見に行くのを禁じられた。現在ではそれほど…でもないが、当時としてはかなり大胆なテーマであったらしい。ヴィスコンティが描こうとした伯爵夫人の魂の堕落を考えると、まんざら祖父のいう事もおかしくないかもしれない。冒頭のオペラ『トロバトーレ』の場面は、世界で最も成功した導入部分と言われており、繰り返し見てもよくできている。舞台となったベニスのフェニ-チェ劇場は、90年代に放火によって消失してしまった。しかし、名匠の手によって今も我々に不死鳥(=フェニーチェ)のごとく蘇る。永遠の名作。
美しい貴婦人の狂気
アリダ・ヴァリが美しい。恋する若い将校も又美しく、年上の貴婦人の狂気を引き出してしまう要素はたっぷり持ち合わせている繊細さが怖いです。でも、やっぱり凛とした美しさの下に怖さが覗く、アリダ・ヴァリに脱帽です。ヴィスコンティの映画は撮り方は凝ってはいないのに、いつも、人間の恐ろしさがそこにはあり、美しい登場人物たちが、狂っていくさまは息苦しいほど緊迫しています。でも、衣装もセットも雨も美しすぎる映画です。ぜひ、本物の大人の方が観てください。
イタリア映画界の巨匠ルキノ・ヴィスコンティ監督による激情みなぎる恋愛悲劇『夏の嵐』。舞台は19世紀オーストリア支配下のヴェニス。そこで運命的に出会った伯爵夫人(アリダ・ヴァリ)と青年将校(ファーリー・グレンジャー)の激しい愛と別れを重厚に描いていく。 ヴィスコンティ監督は、ここでは古典悲劇スタイルとリアリズムを両立させ、さらに彼の作品ならではの豪華絢爛たる美術や舞台設定の数々で観る者を魅了する。さらには邦題さながら嵐のような情熱を体現するヒロイン、アリダ・ヴァリの圧倒的な存在感は特筆もの。戦争を背景に、愛と官能の炎を燃えたぎらせ、やがては追い詰められていく彼女の迫真の演技は、本作の優れたスタッフ・ワークと見事に対峙しているのだ。(的田也寸志)

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