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ベートーヴェン:交響曲第6番
価格:¥ 2,548¥ 2,421
OFF:¥ 127(5%)
小澤征爾(アーティスト),ベートーヴェン(作曲),サイトウ・キネン・オーケストラ(演奏)
おすすめ度
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小澤征爾(アーティスト),ベートーヴェン(作曲),サイトウ・キネン・オーケストラ(演奏)
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美しいです
随分前にアンドレ・プレヴィンの田園を買いました。レコ芸で諸井誠さんが「額の中の絵」のような表現をされていたと思うのですが、あまり感心されてなかったように記憶しています。でも僕はプレヴィン盤は好きでした。小澤さんの田園にも同じような印象を持ちました。小澤さんの全集の中で、英雄とともに好きな1枚です。聴いていてジャケットの写真のような印象で、とても美しいと感じました。一般的な好みとは違うと思うので、あまり参考にはならないかと思いますが。


もしかすると、ベートーヴェンの交響曲のなかで、演奏者の人生観が一番おのずとにじみ出るのが、この《田園》ではないだろうか。この曲は、美しい自然を忠実に描写しているようでいて、実は人間の感情が反映された風景を表しているからだ。もともと風景自体に感情はない。人間の感情が風景に色をつけているのだ。小澤の《田園》の場合、自然の風景を前にして、足どりは常に軽くなり、朗らかな感情が支配する。嵐の場面を除けば、そのさわやかな笑顔には一片の曇りもない。気持ちよく、前向きで、生命力に満ちて、エネルギッシュな《田園》だ。広い野原では、ついついスポーツなど始めたくなる。 世界中どの音楽家も口をそろえて言うことには、小澤ほどホンネで親しく付き合えるマエストロもいないという。そういう気のおけないマエストロと旅する《田園》は、とても明るく親しみやすい。 一方、序曲《レオノーレ》第3番は、丸みを帯び、やや柔和な表情を持った演奏。いかめしさよりは、ゆとりの一面を感じる。もちろん、響きはサイトウ・キネンならではの豊麗(ほうれい)さを満喫できるものだ。常軌を逸した破天荒ばかりがベートーヴェンではない。幸福感、楽天性、快活さもまた、まぎれもないベートーヴェンであると、改めて知らされるディスクと言える。(林田直樹)
