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ベートーヴェン:交響曲全集
価格:¥ 10,500
北ドイツ放送交響楽団 ヴァント(ギュンター)(アーティスト),ウィーンズ(イーディス)(アーティスト),ハルトヴィヒ(ヒルデガルト)(アーティスト),ルイス(キース)(アーティスト)
おすすめ度
北ドイツ放送交響楽団 ヴァント(ギュンター)(アーティスト),ウィーンズ(イーディス)(アーティスト),ハルトヴィヒ(ヒルデガルト)(アーティスト),ルイス(キース)(アーティスト)
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屈指のベートベン交響曲全集
これはドイツの正統的演奏スタイルで演奏された素晴らしい交響曲全集だ。
ヴァントの指揮と北ドイツ放送交響楽団の演奏がマッチし流麗なベートーベン演奏になっている。第2、第5、第7、第9がお気に入りだ。特に第2番はテンポ、演奏のキレが素晴らしくこの曲のベストワンではなかろうか。第1楽章がとりわけ良い。第5番もスリリングな演奏だ。とても80才近い指揮者の演奏とは思えない。第5といえばクライバー盤。「切れば鮮血の迸る」と形容される同曲だがヴァントの演奏も負けていない。これは甲乙つけがたい。第9は合唱も非常に優れており、近年にない演奏になっている。録音も最新のデジタルリマスタリング効果とSACDによって非常に優れたものとなっている。演奏も録音も素晴らしいのだから言うことなし。
これは数あるベートーベン交響曲全集の中にあっても屈指の全集になることは間違いない。


屈指の交響曲全集
90年頃に国内盤の同全集を聴いたときはそれほど印象に残らなかったが、これはベートーヴェンの交響曲全集として第一に指を折るべきものだ。
録音もSACDのお陰なのか、評者のCDのみ対応の機器でも鮮烈!
近年のどの新譜よりも音がよい。
演奏はなおさらよい!!!
特に素晴らしいのが第8。これほど新鮮でリズム、テンポの切れ味がよく、曲の本質に切り込んだ演奏は他に無い。同曲のベストワンディスクだ。かつては、シュミット=イッセルシュテット盤やそのまた昔は往年のワインガルトナー盤が持て囃されたが、演奏としてもこれらを大きく超える。その上、録音が最上なのだから言うことは無い。
次いで第5がよい。この曲のマニアックなまでの論理性を明らかにすることで、図らずも白熱の音楽になっている。テクスチャーはこのような速いテンポでも明確だ。チェリビダッケの演奏と対照的なスタンスだ。第5はこのヴァント盤とチェリビダッケ盤、ギーレン盤がここ10年のベスト3だろう。ティーレマン盤がそれに続く。
断言しよう、このヴァント盤はクライバー盤よりも上だ。
第7も好演だが、モントゥーの鮮烈かつ魂の燃焼のようなステレオ録音には一籌を輸す。タイプは似た演奏だけになおさら。それでも、現今これだけの演奏は無く、聴くに値する。
他2番なども十分だが、ヴァントならもっとできるかなという印象。
『エロイカ』は90年ごろに始めて聴いたときの印象と変わらなかった。こればかりは今ひとつだ。スケールは案外大きいと感じたが、どこか「音楽」が小さい。セカセカしていると感じる。それでも最近のビリーとかいう指揮者のものとは月とスッポンだが。
第9もまずは名演だろう。合唱の扱いが周到なのに気付かされた。
全体的にはストレート一本やりでなく、緩急や響きの伸縮とも言える様な懐の深さも感じさせる。いやはや第9は名曲だ!
以上、これだけの全集は珍しく、モントゥーのセットとともに手放せなくなるだろう。


