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涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 540
谷川 流(著),いとう のいぢ(著)
おすすめ度
谷川 流(著),いとう のいぢ(著)
おすすめ度
自問自答
ファンの間でもシリーズ中、
人気の高い作品なのはレビューの数と点数が示していて期待を持って読みました。
.....参った参った。
一作目で長編である「憂鬱」は面白かったものの、
やや小ぶりな「溜息」短編作「退屈」でハルヒの
自己中っぷりとそれに振り回される世界な展開に飽き飽きしてた部分もあったのですが
それが今作「消失」で解消されたと感じております。
あえて今作でハルヒの存在感が一歩引いてるのが良い。
読者が作品に抱くフラストレーションやストレスは主人公「キョン」も感じており
最終的に自問自答し答えを出すシーンには鳥肌が立つ。
作品の持つネガティブ面すらシーンの盛り上げに用いるのはお見事。
三巻までで「涼宮ハルヒシリーズってなんかなー」と思ってる方は
少し堪えて四巻までは是非読んで頂きたいです。
今更ですが。
最初は何気ない日常から始まるのですが、題名通り急に学校から涼宮ハルヒが消失します。
それだけでなく長門がただの文芸部員、朝比奈さんもただの先輩になってしまい、さらに消え
たはずの朝倉の復活など世界がメチャメチャになってしまいます。その謎を探り、そしてその
世界を元通りにするためキョンが奮闘します。
おもしろくあっという間に読みきってしまいました。コミック7巻やアニメ2期の為にあま
り小説を読まない方も是非チェックしてみてください。
おもわずレビューを書きたくなり・・・・。
巷で評価の高い涼宮ハルヒの消失、遅ればせながらアニメを最近見てこれはなかなか面白いなあという状態だった、
本屋でシリーズがふと目にとまり32ページまで読んで「これは・・!」とおもい即買い、一気に読んでしまいました。
たしかに前3巻を読まずに入ったのはちょっと失敗だったかも、しかしそれでも十分すぎるくらいおもしろかった。
いいところがいっぱいあって書ききれない・・・
本屋でシリーズがふと目にとまり32ページまで読んで「これは・・!」とおもい即買い、一気に読んでしまいました。
たしかに前3巻を読まずに入ったのはちょっと失敗だったかも、しかしそれでも十分すぎるくらいおもしろかった。
いいところがいっぱいあって書ききれない・・・
レビューを読後に拝見しましたがなんという評価の高さと数!・・納得です(笑)。
これは……
……すごい。序盤にキョンに襲いかかった恐ろしいほどの目眩を自分も喰らったような気がしました。あと、全巻総じて言えますがこんなにも伏線の使い方がうまい読み物は初めてでした。その中でも今作は絶品、の一言に尽きますね。自分は長門派というわけではないのでよくわかりませんでしたが、そっち派の人にはそっちの意味でも絶品、なようです。この巻を読むにはやっぱり前巻前々巻を読む必要がありますが、どうせなら全巻買ってはいかがでしょうか。


答えを決める権利
この話は、これまでキョンが宇宙人未来人超能力者的な出来事を体験しつつも、心の底ではまだ信じきれていない所に喝を入れているものだと思います。時空改変者により、これまでの世界から、キョン以外の全員を完全に別人にし、宇宙人未来人超能力者異世界人とは全く関係ない世界を構築。キョンにとっては『いない人物』のはずの朝倉涼子の復活。キョンにとっては『いるべき人物』であるハルヒがいない。それだけでなく、長門は少し恥ずかしがり屋な女子生徒。みくるまでキョンの事を知らない。さらには古泉のクラスである9組の生徒が古泉を含め全員いないという驚愕の事態に。その後、紆余曲折を経て、谷口からの情報を便りにハルヒと古泉に再開。もっとも、二人もやはりキョンを知らないのだが例の名前である『ジョン・スミス』にハルヒが食いついた。そして文芸部室兼SOS団部室(逆か?)に5人がそろった時、緊急脱出プログラムが発動。そして…以上が中盤までの大まかな内容。208ページから214ページにおけるキョンの自問自答が良いです。『憂鬱』でキョンが幼い頃に求めた非日常な世界とその逆の世界。非日常でも、宇宙人未来人超能力者と時にはおかしく、時には身の危険がある生活、そして団長ハルヒ。そして、全ての答えをキョンにゆだねた長門。第六章にて、キョンが目覚めたのは病院。そこにはハルヒ、みくる古泉がいたが長門の姿はなく、あとから現れた長門の言葉により、情報統合思念体に憤りを感じるキョン。そして近いうちに世界を復活させなければならなかった。その前に。ハルヒ特製鍋が控えていた!

