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さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)

さみしさの周波数 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 480
乙一(著)
おすすめ度
いいから読んどこう
短編を書くのに長けた(長編はアレな)著者の小説の中でも、とくにオススメなんじゃないかい。 登場人物の想いだったり願望が、成就したようで成就し切っていないような……。その塩梅が絶妙で、しつこいくらいに残る余韻が何ともいえず良い。

「失はれた物語」とかたまらんでしょ。

初 乙一
4つの短編集のうち好きなのは最後の「失われた物語」
交通事故で右手の皮膚の感覚しかなくなってしまった男の話です。
奥さんを思う切ない物語。

表題作は「おまえら、いつか結婚するぜ」と自称未来予想のできる友人に言われ、
幼なじみの女の子を意識してしまう青年の物語。

心を切なさで癒したい人へ
乙一の作品に含まれるどことない切なさが自然と心にしみてきた。
特に失われた物語は、読み終えた後なんともいえない切なさと、でも愛のあるつながりを
自然と自分にも置き換えてしまい、ボーッとしてしばらく時間がすぎていた気がする。
他の短編もすばらしいですが、失われた物語は特に心にきます。大切な人がいる人は
なおさらです…
乙一はさすがです^^
「手を握る泥棒の物語」と「失われた物語」が良かったですね^^
特に後者は「こんな視点」での話は初めてだったので印象強かったです。
乙一氏の作品は「ZOO」以来2冊目でしたが流石!って感じです。
でもこの短編集の上記2作以外はちょっと青少年文学チックできつかったかな^^;

切なくて、怖くて・・・。
この人のあとがきのひねくれっぷりには、いつも苦笑してしまう。
小気味良いけど、微妙。

切ない話、怖い話、そんな感じの短編集。
あ、いいなぁ、と思いつつも、なんだか切なすぎたり、ラストがどうも、さみしくて・・・。

本人の好みと同じく、『手を握る泥棒の物語』が一番よかったなぁ。

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