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オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-2)

オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-2)
価格:¥ 600
冲方 丁(著),白亜 右月(イラスト)
おすすめ度
★5じゃ足りない
SFバイオレンスアクション。バイオレンスが駄目な人は駄目だろけども、★5じゃ足りないと思える出来。

オイレン壱とスプライトIはそれぞれMPBとMSSの組織・キャラ紹介を中心とした短編集の形でしたが、今度は一つの大きな事件を巡る長編の形を採っています。実はスプライトIIでもその同じ事件のもう半面を扱っているので、このオイレン弐は事件のA面に当るのだけど、巻を措く能わざる面白さ。敢えて筋には触れないですが、海外作家で言えばジョン・ヴァーリィやトマス・ハリスのレベルかしら。ドイツ語に変に拘る部分とか少女三人を犬呼ばわりで「アル・シュトゥルム!」と言っちゃう妙なフェチ臭さえ無ければ欧米でもヒットするんじゃないかと。

オイレン弐の後から出る形になったスプライトIIの方には、トマス・ハリス「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクターを思わせる人物が出て来たり、往年の東映ヤクザ映画時代の高倉健を思わせるおっちゃんが出て来たりと色々遊びがありますが、オイレン弐は直球ストレート。とても豪快な真っ向勝負でしかも傑作。私はこの作者を見直しました。

先が読めない長編バイオレンスアクション!!
1作目が各キャラを掘り下げた短編だったのに対し、今回は読み応えのある長編です
人工衛星が墜落するという事件を発端に複数のテログループが暗躍する大規模な事件に発展。プリンチップ社も支援する今回の事件の全容解明と事件を指揮する謎の人物を追うケルベロス小隊の活躍が描かれます
この時に、3人が1つの事件を追うのではない辺りが良いですね♪
1つの事件を発端にして3人が別々の任務をこなす中、次第に事件は1本の筋に収束されていきます
この先の読めない展開は文句なしに面白いですし、少々独特の文章でありながら読んでいて勢いとスリルを楽しめます♪
また、バラバラに行動する3人の絆や信頼関係といった仲間意識というものを強く感じるストーリーでもあります
結構、私的にオススメできるシリーズですね♪
前巻は紹介編?今巻から長編突入!
 一巻目はケルベロス小隊3人それぞれを取り上げたいわば紹介編って感じでしたが、今巻は遂に長編突入です。(そしてシュピーゲルプロジェクトも発動?)
 今回は七つのテロリストが暗躍する中、ケルベロス小隊が事件収拾のために三人がそれぞれ駆け抜けるストーリーとなっています。(そしてもう一組の部隊が・・・)
 それにしても某テロ以降、敵がテロリスト系のストーリーが本当に増えましたね。映画にしても小説にしても・・・
 イラストも前巻に引き続き魅力的に描かれています。)しかし彼女達のどう見てもミミ(ネコミミじゃなくてイヌミミ?)にしか見えない髪形って・・・

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