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コードギアス反逆のルルーシュ―STAGE-0-ENTRANCE (角川文庫―角川スニーカー文庫)
岩佐 まもる(著)
おすすめ度
コードギアス本編の謎が、よく分かる一冊。
幼いルル、ナナリー、スザクの様子があまりにも可愛らしくて、なんか涙が……。
スザクが幼いころ、ああいう性格だったとは! スザク前から好きですが、これ読んで、余計に愛しくなってしまった。
ぶっちゃけアニメで見たい。
本編でも、この三人の関係を丁寧に描いていってほしい。と、思った一冊でした。
あと、最後の、ルルーシュ役の福山さんの解説が素晴らしいと思いました。
スザクとルルーシュの出会い〜ゲンブ殺害〜「ブリタニア」の名前を捨てるまでが描かれていますが、とにかく良いです!!
細かい描写も多くて、アニメを見ていた人には共感できる描写だと思います。
多少、時間軸が前後しますが、前後関係を考えて読めばスザクとルルーシュの心の変化が楽しめます。
アニメを見ていた私にとってガサツなスザクは新鮮でしたし、アニメを楽しむには必読だと思います。

視点から描かれていて、先に雑誌の方で公開されていた内容が実は戦争の始まる数ヶ月前に
起きていた、ということは興味深かったです。
雑誌掲載時には『本作は文庫を基に「ザ・スニーカー」用に再構成したもので、アニメーショ
ンの設定とは一部異なります』という注釈がついていましたが、結局これは文庫自体にも適用
されているんでしょうか。この話を読むとスザクは自分の父殺しの罪について、かなりきちんと
自分の中で折り合いをつけていているように思えるし、ルルーシュもそんなスザクにしっかり
向き合っているようで、アニメの結局深い所では分かり合えていなかった二人の姿は想像しに
くいですね。
できることなら、この二人の絆がアニメ本編の二人にあればいい、と思います。本編は救いを
期待するどころじゃなかったので、この絆に望みを賭けたいというか。
こういった他メディア作品のノベライズというのは、執筆期間の短さから粗が目立ったり矛盾が
見られたりするものですが、こちらは小説として十分楽しめると思います。描写もくどくなく
的確で、小気味よく読めますね。アニメのファンなら買って損なし、お勧めです。
どちらかといえばファン向けアイテムと言える内容となってます。
ルルーシュ、ナナリーの閉じた世界と、彼ら兄妹とスザクの馴れ初め。
桐原、藤堂、そしてスザクの父・ゲンブら大人達の思惑。
そしてスザクがあんな生き方をしている理由。
それらが納得のいく形で描写されています。ついでにどうやら「本編準拠」なので、その辺も安心です。
作者さんからもコードギアスへの愛を感じます。
今後も期待して問題ないでしょう。