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レンタルマギカ 魔法使いVS錬金術師! (角川スニーカー文庫)
三田 誠(著),pako(イラスト)
おすすめ度
いきなりキャラが増えてるのはまあいいとして
それほど交流の部分がないのに
社員は家族だーとか言われてもなぁ。
共感しかねる。
熱い展開にもっていって、これほど共感しかねるのもいかがなものか。
1巻から何ヶ月か経っているらしいから
その間に仲良くなったんですかね。
巻とばしちゃった感じです。
ラピスの感情の変化も唐突すぎてどういうキャラなのか不明。
感情がなくて自分が何を欲しているかわからない、のかと思ったら
唐突に感情豊かになられても。。。。。
作者の中で自己完結していて説明されてない感じがするんです。
登場に必然性をもたせる為なのか、アディが株主になったりっていうのも
ご都合ぽくてどうなのかと。
先を読めばこのもにょもにょがすっきりするのか、更にもにょるのか。
出会い等の話は第3巻にて描かれています。
今回は、錬金術師ユーダイクス・トロイデと彼に付き従う少女ラピスが登場。
前社長の伊庭司の遺産を手に入れるために、アストラルに魔術決闘を申し込む。
過去のアストラルを知るユーダイクスの圧倒的な強さに崩れかけるアストラルの社員たち。
そんな中、少女ラピスの悲しみを視たいつきは彼女を救う為に立ち上がる。
ユーダイクスはいつきが越えなければならない壁です(作者も語ってる)。
父を知り、圧倒的な力を持つ「人」。
そんな彼と出会い、アストラル社長としての決意を胸に抱く。
まだまだ弱い部分は沢山有るけど、前に進もうと、成長しようとしているいつきが良い。
ユーダイクスとラピスを救うシーンには感動。
そしてこの言葉。
「だけど、僕は、僕になります」
決意した瞬間。
ピンチが続く2巻。
穂波も猫屋敷もみかんも黒羽も、傷つき疲れ果て、それでも前に進もうとしている。
私的に2巻は
「前進」
だと思ってます。
というわけで、今回の敵は、元身内だった錬金術師。しょっぱなにアディの危機もあり、かなりやばそうな相手です。展開も早く、社員総参加の闘いで、種類もボリュームもたっぷりに魔術がぼこぼこ使われていて、楽しいです。いつきの眼の秘密と過去にもちょっと触れられていて、盛りだくさんでした。次も楽しみです。
この巻からは展開が速くなり読み応えがありました。
敵となる錬金術師は強大な力を持ち、台詞が大仰で芝居がかり、
その妄念が良く表現されていて
逆に感情表現が拙く無垢な妹との対比でその威容がさらに際立つ
非常に魅力的な人物です。
兄妹揃ってお気に入りですので、再登場して欲しいです。
イツキの眼についてはどんどん謎が増えていくばかりで、
今後の展開が非常に楽しみです。

