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されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)

されど罪人は竜と踊る (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 650
浅井 ラボ(著)
おすすめ度
暗黒ライトノベル?
Wikipediaに「暗黒ライトノベル」なるジャンルの代表として挙げられて いたので読んでみました。

最初は、文章の読み辛さからなんとなく物語世界に入りきれずにいました。
確かに、化学式やら化学反応についての説明やらが出てきてというところ
もあるのですが、作者のクセなんでしょう(修飾−被修飾のリズムが)。
化学式やら化学反応の部分はほとんど読み飛ばして問題ありません(笑)。
哲学的あるいは文学的な雰囲気を出すために、学者や作家の格言・名言を
挿入する作品をよくみますが、化学的な説明はそれと同じで物語の世界観
に深みを出すためのレトリックとして考えたほうが良いでしょう。とにか
く、筆者のクセも3分の1ぐらい読めばだいたいわかってくるので、その後
はスラスラいけるはずです。

ガユス&ギギスのコンビのやりとりはニヤリとしながら読んでました。当
方はまだ1巻しか読んでいませんが、作者が綿密に練っているであろう
「咒式」の世界、キャラクターの過去をもっと知りたいと思わせる作品で
した。また、1巻では「暗黒」というほどの残酷なシーンはありませんでし
たし(脳漿がどうのとかいう程度)、素直に楽しめると思います。

化学式が
あちこちで見る名前だったのでなんとなく購入。
始まりは確かに読みずらいです。無理やり難しい言葉を使おうとしているような所もありますし、化学が基盤となっているせいか主人公の思考も分かりにくいです。化学の教科書以外で、化学式の羅列やその理論を読むことになるとは思ってもみませんでした。化学式が苦手な自分としては、最初は脳が門前払いして大変でした。
しかし、読み進めるとそれにも大分慣れて独特の文体にも愛着が沸いてきます。キャラクターの性格やその口喧嘩の激しさにも戸惑ったのですが、それにもすぐに慣れ…。
性格の(かなり)捻くれた主人公とその相棒ですが、所々で現れる行動には不器用な人間らしさも垣間見え、共感する言葉や考えさせられる言葉もたくさん出てきます。各章の最初にある様々な言葉も、本当に存在してもいいくらい哲学的なもので、作者は一体何者なんだ、と真剣に考えたくなりました。
大満足とまではいきませんが、期待以上に中身の詰まった本でした。最初を乗り切れば、化学が苦手な方でも楽しんで読めると思います。
ひとまず
この一巻の冒頭は、『かるぅ〜く』読み飛ばしましょう。
そうしないと、3ページで飽きますよ?(え…

最初は文字を目で追う程度で結構ですよ?
まず、理解するのは不可能でs!


やたらと『大学でも使わないんじゃ?』と思うような見たことの無い公式、
それに『ムツカシイ』漢字でのムリムリな当て字が多様されているのは、
作者様々の性格のぶっ飛び具合と言う事で諦めましょう。(←失礼

だが、し か し !!!!!!!

そんなどうでもいい事は置いといても、お釣が来る内容の『濃さ!』

戦闘シーンを想像しながら読むと、脳内麻薬がドバドバ出ますよ!マジデw


貴重な600円をドブに捨てたつもりで、ます一巻をドウゾ。

あくの強いキャラ、そして凝った魔法描写
かなり凝ったファンタジー小説です。
自分的に電撃文庫ブラックロッドシリーズ以来の衝撃です。

設定も凝っていています。
癖のあるストーリーにミステリー的な要素が適度に絡んでいます。

あとバディ物の要素もあります。
頭は切れるがどうしても三枚目な主人公と圧倒的美貌と強さをもちどこまでも天上天下唯我独尊的な性格の相棒……

そして特徴なのは天才軍師的なキャラが主人公の前に立ちふさがって読んでるこっちも
主人公と共に歯がゆい気持ちになってしまうところ。
なんとなく自分はサンデーコミックのパトレイバーの内海課長ことリチャード・王を思い出しました。
似たようなムカツキ感を覚えたので(笑

お話はよくできてると思うけどそのストーリーの中身やキャラクターが個人的にあんまり好きじゃないので、星三つ・・・と思ったけど
戦闘シーンが目新しく読めたので星4つにしました

戦闘シーンなんですが、おおざっぱに言うと特殊能力や人知を越えた身体能力、
破壊的な攻撃魔法バンバンなバトルなんですが
「魔法」というもので引き起こされる現象を化学や物理学など専門用語を使って、複雑かつSFちっくに描写していて、それがみごとにハマッてました。

ハマってしまった!
1巻を読み始めたときには正直、漢字の多さやカタカナの多さに『うっ』と思ったのですが読み進んでいくうちに気にならなくなり、
最終的には夢中になってページをめくる程に夢中になっていました。
2巻以降からはだんだんと読み易くなっていっていっているので、そんな気持ちになる事も無くなりました。

この本の何よりもの面白さは、
“登場人物の口の悪さ・変人ぶり”や“主人公2人の関係”だと思います(笑
戦闘シーンも細やかな表現により、自分も同じ場所で戦っているような興奮を覚えさせてくれます。
しかし、逆に2巻などではその表現の豊かさが『グロい』と思われる方も居ると思います。
やはり、このあたりは人を選ぶのではないでしょうか。
毎回主人公が勝利を収める!というヒーロー物語の様なものでは無く現実的な人間的なストーリーとなっているので、
読み終えた後の切なさも魅力の1つだと思います。
主人公たちの辛さを乗り越えて生きていく精神面での成長も素敵です。

個性的な内容や文面が人を選ぶのでは・・・?と思ったので星を4つにしました。
個人的にはもちろん星5つです(笑

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