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BLOOD+ (04) (角川文庫―角川スニーカー文庫)
価格:¥ 680
池端 亮(著)
おすすめ度
池端 亮(著)
おすすめ度
アニメと変わらず…
宮城家と小夜の話で完結したことが残念です。
本当に血が繋がった家族達とどうして和解の道を選ばなかったのか?
あれだけの犠牲をはらった戦いのあと偽物の家族の中で笑う主人公には最後まで共感出来ませんでした。
双子の名前の奏と響も唐突に決まっていてラストに言いようのない疎外感を感じたのも寂しかったです。


びみょ〜
正直残念でした。関連書籍の最後を飾るには全体的に微妙です。 主人公小夜は、あっちにフラフラ、こっちにフラフラ状態で、雰囲気に流されてばかり。ディーヴァに関してはアニメでは伝わらなかった心情描写に期待してたのですが、ありませんでした。やたらソロモン視点が多かったけど、ディーヴァに使って欲しかったですね。挿絵は結構良かったと思いますが。 あとアニメと描写が違う所がありますが、そこは監督いわく「押さえる所ではなかった」と言う事なんでしょう(笑)執筆者が「好きにやった」部分なんでしょう(苦笑)続編は待ってはいますが、ファンが求めている作品にして貰いたいです。


いろいろ想像できる楽しさ
ブラッドプラスのキャラのなかでハジが一番好きです。アニメ本編でもなに考えてるのか謎でしたけど、やっぱりこのノベル版でも謎です。いや基本的にはわかるというかわかりやすいんですけど。サヤしか見えてないしサヤのことしか考えてない(笑)ってことが。
でも他の人たち、例えばカイとかソロモンとかデヴィットをどう思っているのか、ということが知りたくてノベル版を買い始めたんですが、やっぱり謎は謎のままでした。(笑)
でもその代わりと言っては何ですが、まわりの人間がハジをどう見ていたかってことがけっこう書かれていて驚きました。あんまり喋らないからみんなの中では存在感薄いと思ってたけど、けっこう気にされてたんだ、ハジ! 思わずよかったね〜と思ってしまいましたよ〜。
そういった点も含めてこのノベル版の作者は旨いな〜と感じ入りました。何というか、書かないものを余白として楽しませる力がある方だな、と。絶対に書かなくてはいけないもの、例えば設定とかは省いてはまったく話がわからなくてしまうのですけど、こういうキャラの心象表現は書きすぎてしまうとそれで固定されてしまって想像の幅がなくなるんですけど、この作者はいい感じで余裕があって楽しめました。
アニメに影響されて買い始めた本ですが、予想以上に面白かったです。ただいま、この作者の他の本を探して読んでみようかと検討しています。(笑)


予定は未定…?
全50話のTVシリーズを凝縮しただけに、端折られた名場面迷場面は数あれど、そこはそれ。変にキャラいじりしてないし、心理描写+未公開設定も巧く盛り込んで、純粋なTVシリーズファンとしては安心して読める内容です。ただ、後書きにて監督さんが、続編と称した今後の商業展開を匂わせるコメントを寄せているのが小賢しい…なんて思ってしまいました。本当に実現するんでしょうか。ヒト任せでない、純然たるブラプラを楽しませて貰えるんでしたら大歓迎ですけど。本作は文句なしなのですが、トリ読んで萎えちゃったので星減らします。


感動
この巻で小説版BLOOD+もいよいよクライマックスを迎えます。今回も登場人物達の心情も分かりやすく書かれていて良かったです。特に小夜が沖縄でハジの面影を探してしまうとこが切なくて印象的です。この小説を読んで小夜にとってハジはただの恋人や家族じゃなくて、もっと深くて大きい存在なんだなぁと思わずにはいられませんでした。箸井先生のイラストもたくさんあって良かったです!なんと双子の名前も判明します。BLOOD+ファンなら必ず買っておくべきだと思いますよ!!

