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ちょっと物足りない

各パイロットの生い立ちは興味深いのですが、それがほとんどを占めているのがちょっと物足りなく思いました。ＴＶ版の続編ではなく、ＴＶ版につながる「それまで」と解釈すれば、それはそれでよいのですが・・・

ヒイロとデュオはいいコンビ

ヒイロとデュオが一緒に行動してる場面は、この2人がいい感じのコンビだってことが、よくわかりました。おまけに、ちょっと笑えました。下巻では、トロワとデュオの会話の場面でも、クスッと笑えましたし。五飛とヒイロが対峙する場面は読みごたえあり!五飛が何故マリーメイア軍に荷担したのかを分析できたヒイロって凄い…この辺は、映画とOVAだけでは、正確に掴めないです。今まで、Endless WaltzはOVAと映画版で見ただけだったので、このノベル上下巻を読むことで、今まで間違った解釈をしてた部分に気付いたし、理解を深めることもできました。ホント、読んで良かった。

本編はいい！！！でも・・・

　内容はほとんど主要キャラクターの昔の話です。全体の約三分の二です。これは「あれっ、この人達もしかして昔・・・」って感じで楽しめるので良いです。本編は全体のわずか三分の一程度ですが内容はとても良いです。画像版のときのわかりづらかった部分をほとんど解決してくれます。全体的に見て本編はいいです。 　ただ、その他諸々は個人的に嫌いです。機体解説、キャラクター解説は悪くありませんが、「サーペント」の解説が無いので嫌でした。また、挿絵もたくさん（ここはいらないなと思うような場所にも）入っていますが、ほとんどキャラクター達が話をしているところです。自分はそういうところより戦闘シーンの挿絵が欲しかったです。また、最初にあるカラーの絵ももう少しリアルなほうが良かったです。 　全体的に本編はよかったですが、その他諸々が嫌だったので星４つです。