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機動戦士ガンダムZZ(ダブル・ゼータ)〈第1部 ジュドー・アーシタ〉 (角川文庫)

機動戦士ガンダムZZ(ダブル・ゼータ)〈第1部 ジュドー・アーシタ〉 (角川文庫)
価格:¥ 580
遠藤 明吾(著)
おすすめ度
視点を変えてみる〜主人公からみる宇宙世紀の社会格差。とか?
中途までの、シャングリラズのあまりの身勝手さが鼻につき、映像も全て見たわけではないのですが、 ボロクソにけなすほどのものではないと思います。

自分がガンダムにはまるきっかけのシリーズなので、判官びいきもあるのでしょうが・・・

よく考えてみてください。
アムロ、カミーユというのは両親の仕事柄、
「体制側の恩恵に与ることのできた裕福な主人公」でした。

しかしながら3作目にして、初めて、宇宙移民者として、底辺部で生きる主人公が登場します。

前作の主人公たちは、自分の明日の食事、生活資金を悩んだことなどないでしょう。
両親との間に問題を抱えていても、酸素・重力はの代金は親が払っていたのです。
それらに金を支払う必要があることを、ソモソモ知っていたのでしょうか?

それとは逆に、シャングリラに住むジュドーたちの両親は、出稼ぎで不在。
初期建設の古いコロニーだけに、町はどことなく荒み、その上、酸素・重力までに
「金」を払う必要があるのです。

もしこういう環境に育ち、仲間と組むことで、ようやく生活資金を稼ぐことができる
12,13歳の子供達なら、「こういう」風になるんじゃないのかなぁ。
それで仕方がないんじゃないのかな。

物語初期。
ジュドーがヤザンのために、食料を家から持ち出す場面があります。
そこらあたりを読めば、彼らの生活環境の過酷さを窺うことができます。

そういうことをチラリと頭に入れておけば、もう少し違う見方も違ってくると思うのですが。

カミーユの救済
テレビ版、小説版とも(Ζの最終場面での、カミーユの精神崩壊、後に酸素欠乏症という扱いになりますが)富野監督はなんとしてもカミーユを助けたかったのではないかと、ずーっと思って来ました。話的には、ほとんどガンダムシリーズとしては異色過ぎて評判はあまり良くないですが、最後にカミーユをちらっと復活させているあたりを読むとやはりどうしても助けたかったのだと思えて仕方ありません。だから内容もどちらかと言うとギャグテイストが溢れていて、ボリュームが薄く感じられます。そして、この僕の説を裏付けるように、映画版『Ζガンダム』では、テレビ版、小説版には続かないラストが待ち構えています。このシリーズを読んで、映画版Ζを観てもらえると納得してもらえると思います。
大人社会の動揺
 『トム・ソーヤーの冒険』のやや年上版との印象を受けました。子どもたちが協力してモビルスーツを躓かせたのは痛快に思いました。大人社会が動揺する様を楽しめました。

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