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レディ・ガンナーの大追跡〈上〉 (角川スニーカー文庫)

レディ・ガンナーの大追跡〈上〉 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 500
茅田 砂胡(著)
おすすめ度
“ステロタイプ”な冒険活劇
あまりに典型的な『勧善懲悪冒険活劇』です。それが必ずしも悪いことだとは言いませんが、登場人物が揃いも揃って“ステロタイプ”なのには、正直うんざりさせられます。“善意あふれるおっちょこちょい”という意味において、主人公側も悪役側も等しく危険な存在であるのに、そういったことをキレイに無視して、イデオロギーと感情だけで動く彼らには人格が感じられません。それが作品をひどく薄っぺらなものにしているように思います。茅田氏の他作品や筆力を考えれば、娯楽活劇という範疇にあってそのテンポを損なうことなく、魅力的な人物を描くことは十分可能なことに思えます。(いや、確かに大変なことだとは思いますが、一読者としては大いに期待するところです)表現の一つ一つを見れば!手慣れていて笑いも誘い、実は最後まで楽しく読ませていただいたので、星2つはきつい評価かもしれませんが、あくまで氏の他作品との比較の中での評価です。まだ物語り半ばで(先日続編も出たようです)あるようなので、これからに期待します。
レディ・ガンナー再び
前作の「冒険」のあと、再び巻き起こる型破りお嬢様キャサリンの大騒動。今回は「大追跡」の名の通り、用心棒4人組を探して隣国ゲルスタンスへ。上巻では用心棒4人組が出てこない代わり(?)に>のヘンリーが一緒だ。この隣国では異種人種に強い偏見があり、まるでそれがそのまま今の世界の人種差別を見ているよう。そんな中でタダの人間に過ぎないキャサリンがどう立ち回るのか、ハラハラドキドキしっぱなしです。是非下巻を一緒に用意して読むことをお薦めします(笑)

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