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トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星 (角川スニーカー文庫)

トリニティ・ブラッド―Reborn on the Mars 嘆きの星 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 540
吉田 直(著)
おすすめ度
上質なパクリ
 地球規模の災厄後、それに関わった事で罪の意識にさいなまれる人外の主人公、禍々しい自分の力を憎んでいる。 普段はヘタレ。 と、設定は[TRIGUN]から拝借し、[ヘルシング]の設定も拝借。 どちらも読んだ私はパクリと知らずに買ったのですが、不快感を覚えず、とても楽しめました。 両漫画と違い、政治的緊張関係や、実世界で使う専門知識に比較的富んでおり、また作者の文章力が同系列作家と比べ抜きん出ている印象です。 読みやすい割りにボリュームがあり、また人物の数の割に、人を覚えやすい。 たのしい割に、結構大きな政治的動きも楽しめる。 作者が急逝され、残念ながら未完となっていますが、それでも読んで損は無いと思います。 ただ、私は表紙絵で"終始かっこいいクールな主人公”を想像して買い、間違いだったので(笑)、ヘタレ主人公NGな方にはお勧め出来ないかも。
戦う聖職者のオペラ
過去の大戦争で文明が破壊され人類と吸血鬼が争っている未来に、吸血鬼ハンターが主人公…という設定は菊地秀行氏の「バンパイアハンターD」とまるっきり同じではあるんですが、孤高のバンパイアハンターである「D」とは違い主人公・アベルは普段はうだつの上がらない神父さん。そんな彼の正体は教皇庁付きの派遣エージェントにして吸血鬼を狩る吸血鬼で…普段はうだつのあがらないというアベルのキャラクターが暗いイメージが何かと付きまとう吸血鬼ものの常識(?)を打ち破っているのも良く、シスター・エステルとのやり取りもGOOD。挿絵も本編を盛り上げていて良く、細かい装飾が施された衣装を纏う登場人物のドラマはオペラと呼ぶにふさわしいです。
未来派なのにゴシック・オペラ。
高性能の機械やシステム、戦闘マシーンや飛空船艦等が存在する未来派な世界なのに、舞台はアルマゲドン後の暗黒時代ヨーロッパ。吸血鬼と人間の対立・戦争に巻き込まれ、立ち向かっていくシスター・エステルと、彼女を守護する神父・アベルの旅の話。イラストがすごく細かな装飾まで描いていて素敵です。キャラクターもみんな個性的。「守護」といってもアベルはつかみ所のない3枚目。しかしその実態は「吸血鬼の血を吸う吸血鬼」。エステルは見た目も心も可憐で、何に対しても一生懸命でなんともかわいいです。でも実は戦闘能力・正義感がに長け、不思議なカリスマ性を持つ女の子。1巻ではこの二人が駅でぶつかった出会いから始まり、エステルの数奇な運命、そしてアベル達AX派遣執行官達による古代兵器「嘆きの星」の阻止を描いています。完全に長編を想定した上での物語なので、1巻でのめり込めば、2巻、3巻、ついでに番外「R・A・M」、次から次へと・・って集めたくなるはずです。長編ニガテー☆な方にはあまり勧めません。
クルースニク02始動!
所謂これは吸血鬼モノと呼ばれる作品。吸血鬼作品を作る上で外せない設定は、貴族である事と、宇宙旅行に関する設定だろうか。この新たな吸血鬼モノであるトリ・ブラも例外ではない。今でも秀逸の作品である吸血鬼ハンターDや、最近話題のヘルシング等との設定での相似はあるだろう。だが私はあえてこの作品を推奨する。主人公がふたつの種族の狭間で、苦悩するのはお決まりかもしれない。だが、ただの吸血鬼モノではない何かを作中に醸し出している。世界観にあったキャラクターデザインもさることながら、キャラ1人1人の言動にも深みを感じる。ネタが、パクリであったとしてもパクリと思わせない趣向で楽しませて欲しい。個人としては、好意的なキャラがいるので好きなのだが、万人受けするものではないのかもしれない。
既視感。あれ? これってあの作品に・・・・・・
核戦争後にそれまで歴史の影に隠れていた吸血鬼が優れた科学文明を持って君臨するが次第に人間が復権してくる世界観やラストの敵吸血鬼との対話における吸血鬼ハンターDとの類似点や、主人公が自分の力を解放するキーワードを唱えるシーンでの漫画「ヘルシング」との類似点など、設定や展開、キャラクターたちがあまりに他の作品と似通っている。他にも無数の類似点が見受けられるが、これを盗作と取るか否かで評価は大きく分かれる。著者の前作「FITER」でも某映画と酷似していたこともあり、盗作の疑いが強く、評価が著しく低くなってしまった。特にそれら作品に愛着が強ければ強いほど、そうしたものは顕著に現れるだろう。既存の名作のいい部分を今時の流行に合わせてつなぎ合わせた作品というのが正直な感想だ。

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