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最終巻

前半は特にどうということもなく進んでいましたが、中盤から俄かに筋が動き出し、気が付けば日常が次々に裏返って事件と驚きの連続。

と言っても作者のあの文体なので微妙に緊張感は無いですが、伏線と筋立てをきっちり回収してシリーズのオチとした姿勢は良かったと思います。最終巻というものはやはりこうでなくてはいけません。ラストはもう少し余韻というかデレても良かったと思うのですが・・取り敢えずお疲れ様でした。悪く無かったです。