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レディ・ガンナーと二人の皇子 (上) (角川文庫―角川スニーカー文庫)
価格:¥ 520
茅田 砂胡(著)
おすすめ度
茅田 砂胡(著)
おすすめ度
期待を裏切りません
全作品の設定・世界観にはまってしまった読者の方々には、またまた、今回も期待を裏切ることのない内容だと断言できます。いつもの登場人物が、いつも通り活躍する、と言ってしまえばそれで終わりなのですが、今回のキャサリン(レディー・ガンナー)はエルディアという国、外国で大活躍です。当然、大騒動が起こります。その大騒動がどんなものかは、作品で確かめてくださいね。 上・下巻に分かれているのですが、作者の引き際はもう、神業です。下巻を読まずにいられない気分にさせます。先が知りたくてやきもきしそうな人は、上下を後日、まとめて購入することをお勧めしたいくらいです。でも、この、待つ楽しみも味わっていただく価値のある作品だと思います。 ファンタジーでありながらも、辛口に社会のあり方を教えてくれる作品だと思います。「甘甘」や「いちゃいちゃ」を期待している人にはお勧めできません。むしろ、「アクション」ではないかしら・・・ 茅田ワールドに触れてみたい方、スカーレット・ウィザードやデルフィニア戦記は長くて買う勇気がない方、まず、このシリーズの1作品めを購入することをお勧めします。もちろん、これは森口の意見ですから、皆さんの読んだ後の感想と違っていることがあるかもしれませんが、ご了承くださいね。

