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探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件AD2000 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 540
助野 寛(著)
おすすめ度
助野 寛(著)
おすすめ度
探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件AD2000
「探偵神宮寺三郎」シリーズノベル化第二弾。ゲームシリーズよりも前の時代であった第一弾の「邂逅の街」と違い、こちらは「洋子君」もしっかり活躍し、ゲーム版に似た雰囲気を味わえる。歌舞伎町のある種、怪しげな面もよく書かれ神宮寺ファンでなくとも楽しめる、ゲームノベルのお手本的作品。


つい懐かしくて
面白くもなく、スリルもないけれど、郷愁で読んでしまった。これはかつて消え去ったファミコンのDISKシステムのゲームの続編の小説版だ。そもそもDISKシステムとは、次世代のファミコンを期待され、でも性能はファミコンにぬかれたという自滅ハードだ。笑い話にしかならないけれど、当初はゼルダの伝説とか魅力あるソフトを出していたのだが、500円で他のソフトに書き換えていけるというシステムがどうも利益を生み出せなかったらしい。さて、その中にこの作品があった。簡単で、なかなか面白く、続編を待ち望んでいたが、ソフトよりもハードが消失してしまった。スーパーファミコンで復活したとも風の噂できたけれど、その頃にはゲームは卒業していたのでやらなかった。それで読んだのだけれど、ゲームみたいなストーリーで、書き方が陳腐で、まったく危機感がない。すべてがすれすれといいつつクリアしてなにもかもがうまく回転して円満に解決した。そんな作品だった。

