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総理大臣のえる!彼女がもってる核ボタン (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 540
あすか 正太(著)
おすすめ度
あすか 正太(著)
おすすめ度
世間の識者よりも評論家らしい本
この作品は、何と14才の少女が悪魔との契約により、日本の総理大臣になるという非常識かつ滑稽な物語です。作者のあすか正太氏が中学生頃から感じていた社会の矛盾や欺瞞を、主人公・折原のえるの破天荒な行動を通して暴き出そうという、ある種の評論を含んだ作品です。 これまで数多出版されたライトノベルの中で、このような性格の物語は存在しないだろうと思います。その点において、本作品は非常に特殊であると思います。 のえるは中学生であるが故に政界の常識に囚われず行動するがため、政治家、官僚、マスコミ等の良識ある(と一般に考えられている)大人連中からは白眼視されています。しかし、もっと純粋な視点から見れば彼女のとった行動は、真に国民や国家、世界平和に貢献するという不思議な結果を生んでいます。彼女の一見荒唐無稽な行動が、実際理に適っていることに対して、読者諸君は納得するばかりであると思います。 大人は社会を複雑に考えすぎなのかもしれない。子供の様に単純に考える方が、物事の本質を冷徹に捉えているのかもしれない。大人と言われる部類に属する私も、読後このように感じるようになりました。この本は是非中高生の内に読んで批判精神を養っておくべきでしょう。社会に流通しているどの教科書・参考書よりも、社会の本質を突いているのですから。 最後にのえる首相閣下の有り難いお言葉を書いておきましょう。今まさに核ミサイルのボタンを押さんとしながら、「日本は国家レベルでの核を保有することは認められていないけど、個人が所有する分にはO.Kなのよ!!」だそうです。


一度は読むべし!
とにかく、前半のギャグと後半のシリアスがはっきりとしていてすごくはまりました主人公である内閣総理大臣折原のえるは自分のしたいと思ったことは即座に実行!たとえどんなに非現実的なことでも彼女の前には関係ありませんそれでも根はしっかりしているそんな子です私のお勧め一読してみてくださいw

