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神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 560
宮崎 柊羽(著)
おすすめ度
宮崎 柊羽(著)
おすすめ度
見逃せない一冊かも
神様ゲームシリーズの短編集です。
生徒会長に脅され、叶野山で鍋っこ遠足をすることになった多加良たち、生徒会のメンバー。だが、叶野山で行方不明の生徒がいるという話を聞き、捜索に乗り出すのだが...「ユメデハレタラ」。謎を解いたらお年玉がもらえると言うのだが...。手首を渡された多加良と尾田はかのう様の謎に挑む「ドンデンガエシ」。倶楽部に羽黒を勧誘する間宮の願いとは「アメノチウソツキ」。乙女の聖戦≠フ優勝者には虹色チョコレートが与えられる。バレンタインデーを目前に控え、美名人は闘いに挑む!「ニジイロチョコレート」の4本です。
神様ゲームのシリーズが好きな人なら楽しめるものばかりです。短編ということもあり、どれもあっさりしたできばえです。ただ、「ドンデンガエシ」など、この先の伏線と思われる部分が含まれるものもあり、本編を楽しむためには、見逃せない一冊かも。
書き下ろしがお勧め
今巻ではスニーカーで連載された短編集が三本、書き下ろしが一本という構成になっています。それぞれの話に天気を絡ませて進んでいくのですが、短編集は「花の摘み取り」がメインとなっており、また新たなる登場人物が多くでてくるので話の構成が浅いものとなっており残念でなりません。しかし書き下ろしの作品では秘めたる情熱家・美名人が獅子奮迅の活躍で乙女の聖戦を勝ち抜いていく物語が描かれておりこれまでの神様シリーズでも「これは!」と思わされるものでした。またこの書下ろしは三人称の形で話が進行するので多少の違和感が感じられると思いますがこれまでの作品を読まれた方は確実ににやっと笑えると思うのでお勧めの一冊です。

