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アルティメット・ファクター〈6〉最果てのイモータル
価格:¥ 660
椎葉 周(著)
おすすめ度
椎葉 周(著)
おすすめ度
最終なんて・・惜しすぎる
素晴らしいアクション小説でした。
何と言ってもキャラクターが魅力的でした。主人公がしっかり『主人公』していて、修羅場に来てくれるとホッとする、正真正銘のヒーローです。戦闘もリアルに描かれていて、登場人物達がボロボロになりながらも必死に戦う姿が、もう・・現場の乾いた空気の匂いを感じるほどの勢いで書かれています。
映画でも見ているような、素晴らしい小説でした。
途中から重たい内容になってしまったけど(それはそれで味があった)、6巻で終わりなんて信じられません。第2部、第3部と続くものだとばかり思っていました。
ちょっと現実から離れて、別の世界へ行ってみたくなったら、それが戦いの世界でも良ければ、是非読んでみて下さい。・・・本当に最終巻なのかぁ・・。悲しい。


最終巻らしい・・・
このシリーズを通して言えることは、とにかく物語がスピーディーに進んでいくところです。とにかく速くて速くて、めまぐるしくて、読んでいる方も緊張感を持って作品の中にのめりこんでいけるのですが、ようやく物語がある種軌道に乗ってきたかなというところで最後というのは、あまりにももったいない。
とにかく駆け抜けていく物語はあっという間に終わりを迎えてしまいました。
内容的には色々ごたついてますが、最後にはホッとすると思います。
妥当な終わり方でした。原生ヒーロー仮面もちゃんと帰って来てくれて、弟子の仇討ちもしちゃって、私個人としてはとても良かったと思っています。やはり最小最強は最小最強でした。
本編はもとより、番外編として出版されたお話も少し絡んできていて、シリーズを全て読んできた方には「あぁ、そういうことね」と納得する場面もあるかと思われます。
全てが幸せな帰結を迎えたわけではないでしょうが、まあ、この物語にはこの終わり方が最もふさわしいかと…。
ただ、やはりここで終わってしまうのは少々、いや、かなり残念。
まだまだリボー達には読者の目の届くところで暴れていてもらいたいものです。