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てのひらのエネミー―魔王城起動 (角川スニーカー文庫)
価格:¥ 520
杉原 智則(著)
おすすめ度
杉原 智則(著)
おすすめ度
”魔法”対”技術革新”の戦い。
魔法使いが唯一、安寧に生活できていた領土"ノール"。その場所もいまや異教徒からの侵略にさらされている。
まったく偶然に魔王に選ばれた少年アウルが、生まれ故郷ノールを守るためひとり戦いの場に赴く!
そんなに悪くない、というより個人的には好きな部類なんですが…いまいち評価が伸び悩んでますね。
私はこの著者の他作品である「頭蓋骨のホーリーグレイル」や「ワーズ・ワースの放課後」も読んだのでその影響なのでしょうか。
孤児のアウルが上流階級の学生達に虐げられる毎日の中、偶然に魔王になってしまう今作。
むしろ絶大な魔王の力を得た主人公が簡単に暴走して鬱憤を晴らさないところや、主人公自身が魔王だと公表せずに陰から街を救っている部分を楽しむ作品なんだと感じた。
ようするに読み手の自己顕示欲次第では、この主人公の行動はあまり理解できないんではないだろうか。
それにまだ力の制御からいって魔王見習いといった感じなので、むしろ一巻はこれぐらいでちょうどいいと個人的には感じたが。
なによりこの世界、”魔法”対”技術革新”の戦いでもあります。主人公の今後の決断も要注目です。
魔王という正体を好きな子にも明かせぬカタルシスや、陰から誰かを助けるという展開が好きな方にはオススメできる作品です。
絵が好きなら。
作品内容は、基本あまり面白くはありません。
作者は平凡な少年を平凡のまま描き切りたかったのでしょうが、結果ははっきり言って失敗に終わってしまいました。
青年誌のコミックじゃないんだから、主人公にはある程度ヒーロー性が欲しいところですよね。
一応、全巻読みましたが、いちいちスッキリとしない感じを受けました。
イラストの方は最近微妙に人気の出てきている人なので、そっちを目当てに買うのならまだ、アリなのかもしれません。

作者は平凡な少年を平凡のまま描き切りたかったのでしょうが、結果ははっきり言って失敗に終わってしまいました。
青年誌のコミックじゃないんだから、主人公にはある程度ヒーロー性が欲しいところですよね。
一応、全巻読みましたが、いちいちスッキリとしない感じを受けました。
イラストの方は最近微妙に人気の出てきている人なので、そっちを目当てに買うのならまだ、アリなのかもしれません。

うーん・・・
個人的に言って好きではありません。つまらないわけではないけれど、好きになれない。読んでいると、主人公に対して文句ばっかり浮かんでくるっていうか、嫌な気持ちにばっかりなるっていうか、お話の中の人に対して怒ってばかりでした。強大な力を手に入れたダメダメ主人公、というわけで、その力で今までの鬱屈を晴らす、わりと爽快感あふれるお話なのか、と思っていたけれど、なんだかダメダメのまま。いいところを見せるための助走みたいなものとしてなのかもしれないけれど、この巻まるまるってのも・・・。「ダメダメ君好きっ!」って人はいいかも知れないけれど。

