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デビルズ・ダイス 1の目 (1) (角川スニーカー文庫 205-1)

デビルズ・ダイス 1の目 (1) (角川スニーカー文庫 205-1)
価格:¥ 600
いとう のぶき(著)
おすすめ度
ミステリー的な驚きがない
 素直にデスノートを見た方が面白いのは確かだ。。。
デスノート?
少し読んで思ったのが、この作者、デスノート好きだなってこと。主人公が顔が良くて頭もいい。そして表からは判らない方法で人を殺していく。数字数字で読むのも疲れました。手元に同じサイコロあれば判りやすいのかなぁ? あらすじで面白そうと思って買ったけど、イマイチでした。主人公が虚無とか不幸で終わるのって好きじゃないので星二つ。
主人公はそれほど賢くない
銀行のパスワードからナンバーズの当選番号まで何でも予測できるサイコロを手に入れた高校生が欲望の赴くままにサイコロを振り、人としての一線を超えてしまうお話し。 よく似た漫画が人気を博しているが、その二番煎じではないかと思う反面、「犯罪は割りに合わない」と言いながら、全く無関係な人まで巻き込んで殺人まで手を染める主人公は確かに全く別物だった。 何と言っても、あちらよりも遥かに自由度の高いアイテムを持ちながら殺人の方法そのものが稚拙に過ぎて幾つも証拠を残しているし、方法も「悪魔のダイス」を手に入れたら誰でもやりそうなことしかしていないのに最後には「全て計算のうち」という落ちで、ただただ脱力してしまった。 あちらの漫画のようにトリックや心理戦を楽しみたい人には不向きな作品で、スニーカーの奨励賞とは信じがたいし、不正アクセス禁止法の解釈にも疑義があるので、本作を読んだ中・高校生が勘違いしないことを祈る。



全てを見通す悪魔のサイコロ……
使い方次第ではありとあらゆる情報を予知する事が可能となる【デビルズ・ダイス】。隠され続けたそれを遂に手にしたのは頭脳明晰な一人の少年。【ダイス】の実験を繰り返し、力が本物である事を核心した彼は、自らの欲望の為、ダイスを振る……。その果てに待つものとは……!?

タイトルやあらすじ、話の雰囲気などは【DEATH NOTE】を彷彿とさせ、そうゆうのも手伝って読む前の印象が「DEATH NOTEの二番煎じみたい」だと思い込まれやすい感じなのが少々惜しいと思うところ。ただ、実際に読んでみると、DEATH NOTEとは似て非なる別作であり、主人公の用意周到で非情な行動の数々にスリルと興奮を覚えること請け合いの力作であることが理解して頂けると思います♪
この1巻は、それ自体が【デビルズ・ダイス】という話のプロローグに過ぎません。ダイスを手にした少年と、その少年を止めようとする親友。二人の今までの関係と決裂、そして新しい別の関係に発展してしまうまでが描かれます

第11回スニーカー大賞奨励賞受賞の新人さんによるデビュー作(?)ですが、話のわりに文章は少し軽い感じはしつつも確かな力のある作品です♪

購入をお考えの方に
 まず、簡単な感想。
 正直、疲れました。パズルというからなんだろうとは思ってましたが、いやはや納得です。小説に、こんなに時間を割いたのは初めてです。何というか考えさせるテキストでした。今までのいとうさんとは思えない。想定外でした。
 内容について。一つ残念でならなかったのは、今映画で話題の作品に似た物語の構造だな、と。後はいい感じでした(若干、『綱渡り』という印象ですが)。とまあ、一巻自体プロローグなのでなんとも歯切れの悪いレビューですが。来月の弐巻に期待です。
 以下、一つでも該当する方は購入してはいかがでしょうか。
・理系の方
・中〜高の学生の方
・デスノートがお好きな方
・長い時間をかけて読みたい方
・暴力的な描写がお好きな方

※二巻を読んだ後の感想。
 断言しましょう。これはデスノートなんかじゃない。これは少年漫画に載るような、そんな生易しい物語ではない。
 これは主人公の才と法地の二人だけのゲーム。他のキャラはおしなべて無能というような設定。近年『人を見下す若者』などがありますが、そういった人にはこれをリアルに感じるのかもしれません。ただ、僕はそうではなかった。
 心地よく感じない設定の二つ目は、余りにも『アクシデントのない世界』を強調していること。これは、世界観的には必要かもしれませんが、一般的にはマイナス要素なのではないのでしょうか? 全ては才によって予測されていた世界というのはあまりにも安易だと、僕は思います。
 これから購入予定の方に。
 禁忌的なもの(この本では殺人)を想像するのがお好きな方にはおいしいお話だと思います。そういった、やってはいけない事を想像上で楽しむのは精神衛生上必要な事かと。
 ちなみに、前回『綱渡り』と感じた部分は、小説内で書かれていなくても、「いや、これはデビルズ・ダイスで予め予測されていた事だから」で済んでしまう事。これって、どうなんでしょうかネ。

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