スニーカー文庫通販サイト

今回はアクション色強し

今回は"謀略より実力行使"というか、つまり"サスペンスよりアクション"のほうが前面に出た構成です 正直思わず「やられたッ!?」と言うようなストーリーの巧さはあんまり感じないものの、他人を手駒捨て駒として切り捨てる両陣営の冷徹な戦略や罠、これらを駆使したクライマックスのホテルでのアクションを織り交ぜた大掛かりな展開が見所となります♪ スケール的には大きいと言うに十分なスケールを持った作品だと今回、思いました。ただし、そのスケールを十分に生かせる上手い構成と、ストーリーに緊張感を宿す緊迫感(もしくは臨場感)溢れる文章などはまだまだイマイチかなぁと(苦笑　全てが終わった頃、「数日前から今日の出来事は既に読んでいた」または「実はこうだった」と後付的に説明されるなど、あまり主人公の賢さが生きてないのも痛いです……。さらに今回、作中で実際にデビルズ・ダイスを振るシーンがほっとんどないので、余計に後付説明の感が強いのだと思いますけどね…… サスペンスな部分を前面に出したり、アクション色を強くしたりと様々な展開の仕方が可能だと言うのは今回分かった気がしますが、正直1巻を読んで期待したほどの域には達してないと私自身は思いました……。面白いことは面白いのですが、期待し過ぎましたね(苦笑