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マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)

マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号 (スニーカー文庫)
価格:¥ 560
東 亮太(著)
おすすめ度
取ってつけた感がいなめなかったのが残念です。
ライトノベルにありがちなキャラが多数登場するということで 読んでみたのですが、どうも話の展開が遅く、一つ一つの事件が ぱっとしません。最後まで主人公に感情移入できず、魅力的な キャラがいませんでした。もう少し主人公を中心とした本心からの 恋愛要素を入れてほしかったです。

一種の実験作としての評価とミステリの評価で☆二つにしました。

読者という名の記号
『マキゾエホリック Case1:転校生という名の記号』です。
学園ものですが、クラスメイト全員に個性があります。それもライトノベル的お約束キャラです。「巫女」「幼馴染み」「女難」「黒幕」などといった記号が与えられています。
主人公は、表紙イラストでトーストをくわえて走っている「転校生」です。
インパクトは確かにあります。壊滅的なくらいあります。

個々のキャラは確かにインパクト強いのですが、インパクト強いキャラばかりが出ても……しかもいっぺんに多数登場しても……読者として頭脳が追いつけませんでした。
続刊も出ているようですし、シリーズを通して少しずつクラスメイトを出していけば、個々のキャラのインパクトの強さも活かせるのではないかと思うのですが。

キャラが多くて区別し難い上に、文章自体がやや回りくどくて読み難く、展開も分かり難かったかったです。
最後の方の謎解きは、確かに凄いとは思うのですが……

問題ありすぎ
転校生の名前が御伽太郎、というセンスは素晴らしいです。

細かいアイデアは良いのですが、お金を出して買う本としては、ちょっとだめなんじゃないかと思います。

登場人物は "記号的" には特徴的ですが、物語の人格としては非常に無個性で、
誰が味方だろうが誰が黒幕だろうが、真相が明かされたころには「それがどうした」という気分になってしまいます。
また、日本語が非常にまずく、複数解釈可能な紛らわしい表現が多数出てきます。
たとえば、最も肝心な箇所の台詞「呼びすぎた」ですが、
それが「何度も呼称した」なのか「何人も召集した」なのか、数行先まで分かりません。
この作者が小説家に向いてないことは確信できます。

忠告
私は本をかなり読む方です。大体時間的・金銭的に許す限り読んでいます。大体年に二百冊くらい?
そんな私が断言します。これは地雷です。少なくとも過去数年においてこれに勝る(劣る?)代物は
見当たりません。
まともに読むと脳をやられます。私はやられました。本を読んで知恵熱出したのは
久しぶりの経験です。もう一度アレを味わうか金属バットで殴られるか
どちらか選べ、と言われたら三日くらい悩むでしょう。
悪い事は言いません。他の本を買いなさい! もっといい本はいくらでもあります。
遂に侵出!
まず読んで思ったことは、「遂に来た」!
ライトノベル界初となる「登場人物一人一人に顔がある」スクールサスペンス(?)!
まだまだ表現にも荒削りなところも見受けられますが、そこは御愛嬌。
マンガではよくありがちな設定でも、ここまで徹底的に集結・構築すると全く新しいモノになると思い知らされます!
登場人物が最初の方にワッと出てきて話について行くのが少し大変ですが、キャラが立ってくる中盤以降は軌道に乗るので一気に読めます。
東先生にはこれからも積極的に設定の集結に挑戦してもらいたいです!

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