羞恥心はどこへ消えた?
光文社新書 著者:菅原健介出版社:光文社サイズ:新書ページ数:190p発行年月:2005年11月この著者の新着メールを登録するジベタリアン、人前キス、車内化粧、車内飲食etc. <恥の基準>が変わり始めた近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろう。「恥」から見えてきたニッポンの今。■「他人の目が気になる」から「ジブン本位」「ミニセケン」へ「電車の中で化粧をするのは恥ずかしくない?」「恥ずかしくない」「彼氏の前でも化粧をするの?」「それはありえない」〈目 次〉まえがき序章 ジベタリアン現象 ——蔓延しつつある迷惑行動「日本人の美徳」が崩れ始めた?/見過ごせない事態/ジベタリアン、人前キス、車内化粧……/「別に構わないんじゃない」/仮説/意外な結果/若者たちのこだわり/二つの志向/若者だけの問題か第一章 恥にまみれた人生 ——日常生活は常に「警告」されている「警告」される理由/「恥ずかしい体験例」を集めてみたが…/恥にまみれた人生/“落とし穴”が待っている/ビデオ店での客の不審な行動/客たちの作戦/四つのツボ/褒められても恥ずかしいのはなぜ?/「妬み」の心理/他人の期待を裏切るということ/自分の「鼻」が高くなりすぎないように/見ているだけで恥ずかしいのはなぜ?/「同類だと思われたら困る」/見るなの禁/他人のプライバシーと羞恥心/性的視線の禁/恥の壁/「シャイネス」のリスク/長所と短所/周囲の声を恐れすぎて/絶大な影響力第二章 生きていくために必要なもの ——人類の歴史的産物なぜ他者の機嫌をとらなければならないのか/サバイバルに有利に働く能力/個人が排斥される三つの要因/人類が生き延びるための道具/自分を知っているということ/ゴリラは自分を知らない/いつから「自分を知る」ようになるのか/人類共通の表情/「あらゆる表情の中で最も人間的なもの」/二つのメッセージ/「ハジ」と「テレ」/誰にも教わっていないのに第三章 もし誰かに裸を見られたら ——恥の基準と多様性坊っちゃんと天麩羅/女子大生たちのイメージギャップ/年を取れば羞恥心は消える?/性への恥じらい/年齢と羞恥心/電車内で「おなら」をしてしまったら/裸を誰かに見られたとき/日本=恥の文化?/ある国際比較調査/等質的社会の崩壊第四章 玄関を出ればタニンの世界 ——ジベタリアン的心性の拡大誰の目が気になるのか/ほどほどに関係が重要な相手/「ミウチ」「タニン」「セケン」/現代日本社会に残る規範/“フツウ”はどこにある?/お金とタニン/地域社会のタニン化/地域的セケンの基準/「ジブン本位の基準」の台頭/「せまいセケン」の乱立/ルーズソックスをはかないこと/“二つの常識”の板ばさみ/心の背景/ジベタリアン現象とは/タニンの空間で勝つ者/ジベタリアン的心性の拡大あとがき【参考文献】【内容情報】(「BOOK」データベースより)近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。【目次】(「BOOK」データベースより)序章 ジベタリアン現象—蔓延しつつある迷惑行動(「日本人の美徳」が崩れ始めた?/見過ごせない事態 ほか)/第1章 恥にまみれた人生—日常生活は常に「警告」されている(「警告」される理由/「恥ずかしい体験例」を集めてみたが… ほか)/第2章 生きていくための必要なもの—人類の歴史的産物(なぜ他者の機嫌をとらなければならないのか/サバイバルに有利に働く能力 ほか)/第3章 もし誰かに裸を見られたら—恥の基準と多様性(坊っちゃんと天麩羅/女子大生たちのイメージギャップ ほか)/第4章 玄関を出ればタニンの世界—ジベタリアン的心性の拡大(誰の目が気になるのか/ほどほどに関係が重要な相手 ほか)【著者情報】(「BOOK」データベースより)菅原健介(スガワラケンスケ)1958年東京都生まれ。横浜国立大学教育学部心理学科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻修了。文学博士。聖心女子大学文学部教授。専門は社会心理学、性格心理学。研究テーマは羞恥心、対人不安、自己呈示。個人の社会的適応に関わる個人の行動制御システムに関心がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)この商品の関連ジャンルです。 ・本> 人文・地歴・哲学・社会> 心理学> 心理学