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類猿人ターザン (ハヤカワ文庫 SF ハ 10-1 TARZAN BOOKS)

類猿人ターザン (ハヤカワ文庫 SF ハ 10-1 TARZAN BOOKS)
価格:¥ 756
エドガー・ライス・バロウズ(著),高橋 豊(翻訳)
おすすめ度
傑作です
バローズという作家はターザンで有名ですが、 映画のターザンの影響からかどこか今更読む までもないと言った印象を持たれているよう な感じです。

映画のターザンは「Me Tarzan, You Jane」と
言ったようにぼくとつにしか喋れません。
でも実際のターザンは語学の達人であるように、
最初の一作目は単なる冒険小説ではなく、優れ
た、ある種の文学的香りすらある名作なのです。

火星シリーズなどは荒唐無稽なところがあり、
それがまた面白いのですが、このターザンとい
う作品にはそんな荒唐無稽さは有りません。
言葉を覚えていくプロセスや人間的に成長して
いくくだり、恋愛などなど非常にプロットや
展開がしっかりしています。
登場人物も非常に印象的です。
わたしはこれは永遠の名作ではないかと思い
ます。
読んだことのない方は是非一読されることを
お勧めします。
この本こそ比類なき夜を過ごせる本ですから。

バロウズの最高傑作
バロウズと言えば、「裸のランチ」か「エドガー・ライス」か?
というギャグがあったが、
私は断然 「エドガー・ライス」派である。
SFというよりはファンタジィ寄りの冒険小説作家のエドガー・ライス・バロウズであるが、
純文学的苦悩が滲み出た「類猿人ターザン」が、
バロウズの最高傑作であるのは間違いない。
「僕の母はお猿さんです」
と、英国貴族の身分を捨て、
ジャングルに帰るシーンは、
最高の純文学的葛藤ドラマであった。
ここに感動しない奴は野蛮なコンクリートジャングルに生きているケダモノだね。

永遠のヒーロー、ターザン!
映画が有名なターザンだが、他のコミック出身のヒーローたちが再び脚光を浴びる中、取り残されている感はある。しかし、小説としての本作の魅力は尽きることはない。むしろ、20世紀初頭のアメリカ文学を代表する作品として読み次がれるべきものだ。本作は、かつてのバローズ出版ブームの残滓を残す、唯一の出版物だ。なぜ残ったか? 出版社の良心もあるだろう。だが、やはり作品に魅力が多いことを無視するわけにはいかない。類人猿に育てられた高貴な英国貴族の子、ターザン。高貴さと野生は本作では対峙しているのみだが、最後の台詞に結実するターザンの存在意義は、人間文学の域に達していることを確信に変えさせるものである。

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