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チェ・ゲバラ伝

チェ・ゲバラ伝
価格:¥ 1,470
三好 徹(著)
おすすめ度
【濁りのないゲバラの手紙】
「世界のどこかでなにか不正が犯されたならば、 いつでも強く感ずるようになりなさい。」

ゲバラが子供たちに遺した言葉が、
今もどこかで読み継がれている。

Mr.レボリューション
細かな描写についてはフィクション・ノンフィクションあるだろうが、まず読み物として面白い。
また、本書を通して彼が選び辿った人生に心を揺さぶられた。人がここまで献身的で険しい選択をし、それを生涯貫くことができるのかと。
彼が敬愛される理由は、結果ではなくブレのない生き様そのものだろう。
彼を知るには持ってこいの一冊。
キューバ旅行
「キューバに一人旅に出てみよう。じゃあチェゲバラについて詳しく調べてみよう。」とこの本を読みました。実際にキューバで革命博物館を訪れてみると、チェの写真を見て涙が出そうになりました。いきなり「ゲバラ日記」を読んでも背景がわからず初心者向きではありません。この本には著者の強い愛がこめられていると感じました。
意外と近年の出来事
なんだと知ると、革命家であるとともに、女性を愛し子供達たちをも愛した
た父でもあった。ゲリラ戦などというと近代の戦闘ではあたりまえのように
きこえるが、彼等がつくりだした作戦なのかと知る。
 わりと病弱であったとは、あの激しい気質から想像できにくい。
39才で銃殺刑になるのであるが。もっと年をとっていたように思われるのは
厳しい国と国とを戦いながら生きてきたからなのではないかと。
 人間ゲバラであったのだなーと関心する。

 ぜひ一読推薦いたします。


”不当に抑圧された人民を救う”ということ
”キューバ革命”を成功させた当時、チェ、カストロともに若干30代前半である。
当時米国資本の傀儡である”バティスタ政権”を、僅か数十人のゲリラ戦士を率い、その8割方を失いつつ、現政府に懐疑的な現地農民を引入れながら組織を膨らませ、”革命”を成功させるまでの道のりはまさに”奇跡”である。しかもそれは、”ファンタジー”ではなく、”実話”である。チェ自身も、その戦闘の当時、銃撃による”傷”を負っており、本書でもそのシーンが詳細に語られている。

元々アルゼンチン国籍であるチェが、何故キューバ革命の功績に名を連ねることになったのか、本書では、チェ自身の”旅人的性質”と、当時の”ラテンアメリカ全体”の”連帯感”もふまえ、その劇的な人生について、実に簡潔で正確な文体で、解り易く記されている。

星印の入ったベレー帽を被り、お洒落に葉巻をふかすチェは、タフで無欠な”完璧な革命家”と認識されがちだが、元来は、ファッションには全く無頓着で、生涯”吸入器”を手離せない虚弱な”喘息持ち”でもあった。
彼は、革命活動の最中、常にいつ”喘息の発作”に襲われるか解らない状態であるにも関わらず、軍を指揮し続けた。その後の稀有な革命成功後、各国との会談中、”発作”で倒れることすらあったという。そして彼が最期まで望んだのは、己の約束された”地位”すら捨て去り、”理想と共に生き、戦う人々と共に果てること”だった。文字通り、彼は、”自ら望んだ戦場”で最期を迎えた・・・。

ともすると”キューバ革命”は、”アカを目論んだ革命”と見なされがちだが、本書を読めば、それが明らかな誤解だと気付くだろう。
彼ら(チェ、及びカストロ)の第一の目的は、”不当に抑圧された人民を救う”ことそれのみであった。思想上の名目とは、本来その後に付いてくるべきものであろう。

チェは、生涯”個人的栄誉”には、全く無関心だったし、カストロは決して”自分の銅像”を建てさせようとはしなかった。
チェ・ゲバラの稀有な生涯のみならず、キューバという”強靭な異国”を知っておきたい方には、是非本書を購読願いたい。

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