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イネス―シャネルが愛したスーパー・モデル (ヴィレッジブックス)
価格:¥ 798
イネス・ド・ラ フレサンジュ(著),In`es de la Fressange(原著),香川 由利子(翻訳)
おすすめ度
イネス・ド・ラ フレサンジュ(著),In`es de la Fressange(原著),香川 由利子(翻訳)
おすすめ度
おお、フランスの香り…
イネスについてはカール・ラガーフェルドを中心点に記憶しています。彼はドイツ人なのでドイツの雑誌に結構取り上げられます。一時期ドイツの雑誌をよく読んでいたので、「イネス解雇→クローディア・シファー持ち上げ」の過程をリアルタイムで記憶しています。「これからはイネスのようではなく、クローディアのようなフォトジェニックなモデルの時代だ」とかとか言っていたのですね、彼は。何年かしてスーパーモデルブームが終わるとステラ・テナント(←デヴォンシャー公爵家の孫にしてかの有名な「ミッドフォード姉妹」の孫娘)と独占契約し、「クローディアのようなワンパターンなバービードールイメージでは偉大なキャリアは築けない」やらコメントしていて、「元同僚を必ず腐すのか?コイツいやなヤツか?」と思ったものです。
本書はフランスが生んだ国民的アイドルモデル、イネスの自伝。淡々とスピーディに進むので大変に読み易い。本人狙ってないのは確かですが、貴族のお嬢様育ちですから、「フランスの大ブルジョワ」の香り高いことまぁ。金銭的豊かさだけではない何かがあります。やはりこれは「文化」でしょう。現在六十代のフランスの元有名バレリーナが、「昔の教養人の男性はいまの男性より遥かに教養が高かった。私の父はビジネスマンだがピアノの名手でもあった」やら言っていたのをチラリと思い出しました。イネス父の多才な自由人貴族ぶりなど、まこと「遠い世界と過ぎ去った時代と消えた種族」を忍ばせてくれます。その他にも「ナニそれ?」ってな固有名詞(パリのショッピングセンターやデパートの名前なんか出されても知らん)におフランスのエキゾチズムを感じたり。文章からもおフランスの香りがします。単に翻訳が直訳調ってだけの話かもしれませんが。ともあれ、読み捨てのつもりで手に取ったペーパーバックですが、意外にも「異国感覚」が楽しい一冊でした。


イネスを知っている人はいいが
正直言うと、この表紙に惹かれて買ったのが半分。イネスを知っている人が読めばいい読み物かもしれない。ただ、イネスを知らない人にとっては「トップモデルの自伝」として淡々と読む読み物としかならない気がする。また、文中に出てくるモデルやデザイナーの名前も同様。知らない人にとっては全くわからない。フランス人や知っている人にとってはわかることなのかもしれないが・・・。翻訳版としてでいいから注訳や説明が欲しかった。


今後の著者の活躍を期待します。
著者が自分の半生を淡々と振り返っているようですが、特別心が動かされる事は書かれていなく何だか残念でした。原版の仏語でしたら多少印象は変化するかもしれませんが、あまりにもサラッとした内容であっけなく読み終わってしまいました。著者自身がひと区切りした時点で一筆しておきたかったのでしょうか。単行本でこの価格・・・内容より話題性重視の一冊でした。


モードの世界が知りたい人はぜひ
一時期スーパーモデルがブームになりましたが、そのブームが来る前に有名だったイネスの自伝です。彼女はブルジョワの家系(フランスのお金持ち)に生まれ育ったのですが、子供の頃の話も書かれており、フランスの上流階級の生活も分かります。モデル時代の話になると、とミック・ジャガーなどのビッグネームが出てきます。モデルですが本の中に写真はほとんどありません。また彼女は現在、自分のブランドを立ち上げてデザイナーとして活躍していますが、その立ち上げの話もあり、そのあたりも面白かったです。ただ読んだ人に感動を与えたり、人生に役立つタイプの本ではないので、1度読んだら充分かもしれません。


ひとりの女性として
誰もがうらやむような美貌を持ち、恵まれた境遇で育ち、トップモデルという座まで掴んだイネス。しかし、モデルでいることにだけでは満たされず、誇りを持てなかった彼女の強気な発言や奇抜な行動は、誤解を生み、メディアに生意気だと叩かれ、モデルの座を追われることになる・・・ いつの時代も、どの職場も同じ。ここまではありがちな話だ。でも、ここからが違う。 彼女はデザイナーという違う畑で再び成功し、這い上がるのだ!何が彼女をそうさせるのか?彼女の人生から学べることは多い。現代の女性たちにお薦めする一冊だ。


