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燃えよ剣(7)

燃えよ剣(7)
価格:¥ 5,250
出演:栗塚旭,島田順司
おすすめ度
悲しいから泣くのではない
「第13話 近江の宿」 テレビ時代劇の大傑作『燃えよ剣』の名作中の名作回。  幕末の激しい時代の流れの中で、策士伊東甲子太郎の加入をきっかけにしておこる悲劇を描く。  新選組の現状とそのあり方、そして自分自身の思想との齟齬に、山南は苦悩する。あくまで節義を守り、己が信念を貫こうとする土方。二人の対立は、ついに抜き差しならない状態に発展する。高まる緊張。しかし隊士たちの憎悪や怨嗟を土方がかぶり、常に土方が悪役に回ることで組織の結束が揺らぐことは無い。あくまで「憎まれ歳三」に徹する土方の孤独に、組織人の悲しみを見る。  やがて局を脱走した山南に土方の口から最後の処断が下される。画面の中をおおう緊張感は凄まじい。組織に押しつぶされる個人の悲劇に胸がつまる。山南だけではなく土方もまた、その悲劇の一方の主人公である。  沖田はその中にあって、組織からやや離れた目で彼らを見つめる。「観音が遣わした諸天」のような沖田の存在は一陣の清浄な風だ。しかし彼の命の儚さが、彼に、人間存在の究極の淵をのぞかせるような黒く濃い陰を与える。島田順司の、こまやかな感情を込めた演技は見事だ。近江の宿での、山南と沖田の会話には、人生の重大な何ごとかを感じさせられる。河上一夫の素晴らしい演技は、屯所への帰陣の場面で極まる。彼らは一滴の涙もみせない。しかし静かな画面の中には、否応無く悲劇に組み込まれていく男達の、情念の激しい噴出がある。  ただ悲しいのではない。だが涙は止まることを知らない。

「第14話 壬生・星あかり」 新選組が西本願寺に移転した直後に起きた悲劇。土方らによる浪士斬殺は、観る者を凍りつかせるほどに残忍だ。隊士山口の妻が哀れ。

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