テレビ朝日通販ショップTop >  ドラマ >  燃えよ剣(8)

燃えよ剣(8)

燃えよ剣(8)
価格:¥ 5,250
出演:栗塚旭,島田順司
おすすめ度
もはや栗塚旭ではない、土方歳三そのものである
司馬遼太郎原作、結束信二脚本、栗塚旭主演。テレビ史上不朽の名作。 新選組研究を志す、あるいはマスコミに職を求めるなど、この作品によって後の人生を決定付けられた人も多い。歴史観のみならず人生観にも影響を及ぼす。この巻は『燃えよ剣』の中の最高の見せ場、油小路の決闘を描く。是非、2話を連続して観ていただきたい。

「第15話 わかれ雲」 ドラマでは誠実で実直な藤堂を平沢彰が好演。ユーモラスだが悲しさをたたえた、印象に深く残る藤堂である。
藤堂は、生活のために手放された刀を手に入れる。その刀は名刀であったが、思いがけない運命を藤堂に運んでくる。『新選組血風録』では、近藤が虎徹と思い手に入れた刀が、その後の近藤の運命を定める。同様に『燃えよ剣』でも藤堂の刀が藤堂の運命を変える。剣に生きる者は剣によって死ぬ、その定めが諦念のようにこの両作品を流れている。
和泉守を研ぎに出す土方の凄みに、背筋を冷たいものが走る。
力を落とす近藤。やはり近藤は舟橋元でなければならない。

「第16話 残月油小路」 新選組入隊を希望しながら果たせなかった若い浪人とその恋人の目を通して、新選組と高台寺党の決闘を描く。
自らの才と策におぼれ、破滅の道を歩む伊東。伊東のうたう謡曲竹生島が緊張感を高める。塀の中から繰り出される槍。息をするのも忘れる瞬間。やがて繰り広げられる凄惨な殺戮。そして乱闘。迫力ある場面の連続。そしてついに藤堂の眼前に土方が立ちはだかる。挑みかかる藤堂。和泉守兼定が一閃する。もはや栗塚旭ではない、土方そのものがそこに立っているのである。まさに鳥肌が立つ思いがする場面である。
帰営した土方を待つ沖田。二人がかわす会話は『燃えよ剣』の中の白眉である。まさに名場面中の名場面。渡辺岳夫の美しい哀愁のこもったメロディがかぶさる。人生の重み、命の重みに涙が止めども無く流れる。

関連エントリー

テレビ朝日通販ショップTop >  ドラマ >  燃えよ剣(8)

お気に入りに

  • My Yahoo!に追加
  • Yahoo!ブックマークに登録 Yahoo!ブックマークに登録
  • Add to Google
    • seo