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R-17 Vol.1

R-17 Vol.1
価格:¥ 3,990
出演:中谷美紀,桃井かおり,田辺誠一,佐藤仁美
おすすめ度
考えさせてくれるドラマです。
ドラマ放映当時は不発に終わりましたが、自分はかなり印象に残っていました。 17才。セクハラ、いじめ、同性愛、ドラッグ等々、色々考えさせてくれるドラマだと思います。中谷美紀&桃井かおりのコンビも素敵です。昨今、活躍中の若手女優が多く出演しているのも魅力。必ずしもメインではないのがミソ。栗山千明、水川あさみ、宮崎あおい、三船美佳ら。
女子高生(未成年)に対するセクハラを考える
初めてこのDVDを観たときは栗山千明を知らなかったが、バトルロワイヤルやKILL BILLで彼女の魅力を知った。時折見せる挑戦的な視線は、他の女優にはない彼女独自の魅力をかもし出す。栗山はテニス部のインハイ候補選手、熱血コーチとの間にセクハラのトラブルが発生する。10台の少女から大人の女に変わる時期の繊細な気持ちが切ない。テレ朝ドラマということで最初は金曜11時台のドラマかと思ったが、木曜9時のゴールデンタイム放送だった。このドラマは東京の女子高を舞台に、スクールカウンセラーの中谷と生物教師(?)の桃井が、現代の女子高校生が直面する問題に対決する。この1巻はテーマにあわせてコギャルの性的な一面を強調しているが、各巻2回(4、5巻は3回)完結でそれぞれの問題を真摯な態度でドラマとして仕立てている。平均視聴率も10%に届かず、その意味では失敗作かもしれないが、DVDでじっくり観るとこのドラマを作った人たち熱いメッセージが伝わってくる。
とても「まっとう」なTVドラマ
最近TVが面白くない、とよく聞かれる。安易な設定。二番煎じのアイディア等々。。ドラマも例外でなく、安易な人物像、適当な葛藤の構図。陳腐な演技。劇作のマニュアル通りの焼き直しばかり目に付く脚本。僕も同感だ。けれどこの「R-17」は、本当によかった。きちんとしたテーマ。きちんとしたストーリー。あぶりだされる「今」を生きる事の10代の痛み。学園ドラマの指導者と生徒という構図を超え、深いトラウマを抱えて生きるカウンセラー役の中谷美紀のキャラクターにも、『人間は完全なんかじゃない』というテーマが十分に活かされる。彼女をはじめとした登場人物の演技がイキイキとしている事が作品の魅力と安定感を更に豊かにしている。作品の進行と同時に明らち?になる10代の少女達の「痛み」とともに、中谷美紀の抱える心の傷は、見るものの興味を十分にひきつけ、恥ずかしながらイイ年をして僕は何度も涙してしまった。暗くなりがちなこの手のドラマだが、切ないだけでなく、ユーモアが全体を通した基調となっていて、見るものをホッとさせる。桃井かおりと中谷美紀の関係もとてもユニークに描かれていてフレッシュだ。

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