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あんたこの仕業人どう思う

何かと見所の多い第一話…主水と白塗り(剣之介)との出会い…剣之介が元許婚を仕置きに掛けるシーン(…ラスト溜り場にて主水がやいとやに言い放つ名台詞「俺ぁ誰も信じちゃいねぇー…だから仲間がほし−んじぁねぇか…地獄の道ずれがよぉ…その道ずれを裏切ってみろ地獄へもいけやしねーぞぉ…」とのっけから素晴らしいスタートをきります。私は金銭的にもゆとりがないので一巻と最終巻しかもっていませんがお金にゆとりがある方は全巻買いがいいかと思います。それにしても、もっと金がほしいなぁ…

マフラーの主水初登場

仕置屋の続編でありながら、ガラリと変わった暗い作風になっている。落ちぶれた剣之介とお歌は、その最期を含め仕業人の世界を象徴している。やいとやは、アクの強いキャラで必殺らしい個性的な殺し屋。主水の姿形は、この作品が最も迫力あると思う。それと中村家の間借り人は、他作品には無い要素で楽しめる。仕置人のようなスケールの大きい話が少なく小粒な印象があり、中盤から作風が明るくなるのは賛否両論だが、300回記念作や中村家ピンチの回、そして最終回と是非、視聴してほしい。

セットの方がいいよ

藤田まこと扮する中村主水、前作から連続登板にしてシリーズ４度目の登場。視聴率挽回のため安定感のある時代劇的であった前作に対して、空虚さ漂うまさにハードボイルドの本作。左遷され風貌まですさんだ中村主水、脱藩者という表の顔すら反社会的な赤井剣之助、何事にもドライな又右衛門（大出俊）と出演者をはじめ各種設定まで「氷の世界」。