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ソフトとしては？もあり

　ドラマ自体の内容はみなさんご存知でしょうから省き、ＤＶＤソフトとしてどうかを書きます。　本編はスクイーズで収録されており、画質は良いですが、オープニングとエンディングはなぜかスタンダードサイズなので、ワイドテレビで見ないと妙に小さくなってしまいます。　ボックスにはブックレットどころかペラ一枚、しかもネタバレしてます。インタビューやメイキングもなぜか全10話のうち４話分だけしか収録されていません。　メニュー画面の「本編再生」が「ご覧なさい」と表記されるなど、細かい配慮もあるだけに、保存版のボックスセットとしては詰めの甘いアイテムと言わざるを得ないのは残念です。

久しぶりに毎回見たドラマ

高橋ツトムさんの漫画は読んでいたんですが、ドラマで正直ここまで雰囲気を出せるとは思っていませんでした。毎回のエピソードは漫画とは違っていたり、もっと感情に踏み込んでいたり、さすが豪華な監督陣が作った物だと感心しました。主題歌もポルノグラフィティとワイヨリカが歌っていて、ワイヨリカの歌うエンディングテーマは物語が終わってからそのまま聞いていると涙が出てきてしまいました。出来ればイズコは釈由美子より佐伯日菜子とか栗山千明が良かったかも。（本当は菅野美穂だと面白かったかも）映画化も決まっているので、ＤＶＤを見て準備しておくのも良いかと

非業の死を遂げた死者たちが、怨みの門番の導きによって自らの死の真相を解き明かしていく異色のミステリーホラー。不合理な理由で死にいたった者たちがたどり着く場所、怨みの門。その門番・イズコ（釈由美子）は、そんな死者たちに3つのうちのいずれかの選択を迫まる。現世の人間を一人呪い殺す、永遠に現世をさまよう、天国で再生を待つ…。 ホラーテイストを軸にしながらも、人間ドラマとしての深みがこの作品を唯一無二のものにしている。とりわけ、荒涼とした怨みの門をメインステージとした門番と死者との攻防には、演劇的な面白さが満載。人間を越えた門番という存在を、釈由美子が賢者の風格で好演している。定番の見得切りもお楽しみ。中原俊、篠原哲雄、麻生学、鶴田法男、高津隆一、北原龍平といった映画監督たちが、各話の演出を担当しているのも注目だ。中でも、第4死「逆転」と最終エピソードである第8、9、10死「Face」は傑作と称したい。（麻生結一）