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高田美和さんの普通のおっぱいが見たければ

高田美和さんは若いときに一度　ヌードになっており、二度目がこの作品あたりからだったと思います。成熟したおとなの色気を感じるおっぱいです。しかし、当時から比べますと、日本人女性全体の体躯もよくなり、きれいなおっぱいを雑誌、テレビ、DVDなどで日常的にみられるようになったいま、美和さんのおっぱいは　徐々に風化していってると言わざるを得ません。

中村嘉葎雄の演技に乾杯

中村嘉葎雄扮する大富豪青木。この作品は彼の演技につきるといっても過言ではない。覗き穴から妻の情事を見る中村。鰐淵に馬乗りになってお仕置きされる中村。常ならぬところに生きる男を描きあまりにすさまじい。後に彼は、映画「それから」でも松田優作の兄を演じているが、目に宿る狂気には、通ずるものがあった。怪優に乾杯。

黒薔薇の殺人者

　ありあまる財産を持ちながら、人生に倦怠し、退廃的な快楽に身をまかせる男。元歌劇スターの妻。愛人の女医。この三角関係を中心に連続殺人が展開します。そして被害者のそばに置かれる一輪の黒い薔薇が告げるものは？　1983年の元旦に150分枠で放送された力作で、監督は村川透。オープニングの地下室のシーンなど画面を微妙に揺らし、見る者をアンバランスな世界に引きずり込んで行きます。色使いも独特で、すぐれた美的感覚がうかがわれます。脚本はおなじみの篠崎好。江戸川乱歩の奇想天外な物語にアガサ・クリスティー風の心理観察を加えた、緻密な作品だと思います。鏑木創による音楽も充実していて、あの有名なテーマ音楽はもちろん、劇中音楽もバイオリンやシンセサイザーの音色を活かした格調高いメロディーで雰囲気を盛り上げます。　キャストも豪華です。まず何よりも高田美和の美しさに目をみはります。正月の晴れ着や、すみれ色の着物、パーティードレスに、レオタード姿。そして透き通るようなヌードも披露しています。あどけないまでに無垢な顔と幻惑的なセクシーさの演じ分けが見事です。女医役の鰐淵晴子は、ウールの外出着姿が現代的な中にもシックな雰囲気があり素敵ですが、彼女も夜になるとボンデージ・スーツに身を包んだ女王に変身するのです。男優では、狂気の大富豪を演じる中村嘉葎雄の存在感に圧倒されます。また、明智小五郎の天知茂が、いつもどおり、ほれぼれするようなダンディぶり。富豪の姪の美保純と文代助手の高見知佳も振り袖姿を披露。二人ともなかなか可愛いですよ。このシリーズのＤＶＤを何枚かセレクトして購入したいと考えておられる方に、後期の代表的な傑作としてお薦めいたします。

お奨め！

昔、元日に土曜ワイドでやっていたのが、やっとのことでDVD発売されました。実はこれずっと待ってました。高田美和ファンは買っておかなければならない一品です。鰐淵晴子も綺麗です（このころが一番いいような気が、、）。高田美和さんの脱ぎっぷりの良さは、他の女優さんと比較しても本シリーズ中最高ではないでしょうか。ストーリはともかく（？）、傑作です。