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キャプテン翼 THE MOVIE VOL.2〈完〉

キャプテン翼 THE MOVIE VOL.2〈完〉
価格:¥ 4,725
出演:小粥よう子,山田栄子,橋本晃一,丸山裕子
おすすめ度
新キャプテン翼=ジュニア・ユース編への序曲となる劇場公開作品!
 南葛中と東邦学園の両校同時優勝後における、全日本チームの活躍を描いた劇場公開作品である。「明日に向かって走れ」(1986年3月15日)はプロローグ的な位置づけ。後半に収録された「世界大決戦、ジュニア・ワールドカップ」(1986年7月12日)では開催地アメリカで、4チームが激闘し、決勝戦は「全日本対南米アメリカ」である。

 南米チームを率いる監督が翼の師匠であるロベルト本郷という設定は面白く、予選でシュナイダーやピエールらのヨーロッパ・ジュニアが南米ジュニアに敗れるというシナリオもマンネリ化を避けた工夫であろう。南米チームのキャプテンであるカルロス・サンターナはのちのキャプテン翼の「ジュニア・ユース編」には登場しない人物である(ファン・ディアスはアルゼンチンの、ラモン・ビクトリーノはウルグアイ代表として登場)。したがって本作品は、1989年から始まった「新キャプテン翼(ジュニア・ユース編)」への序曲なのだろう。

 もちろん本作品の見所は、翼とサンターナによる同じ師匠をもつものの同士の戦いではあるが、やはり真打は翼である。決勝戦での2点とも翼が決めている(予選では、翼、小次郎そして松山が1点ずつ取っている)。むろん翼が主人公の作品なのだから、こうしたストーリー展開は予想済みであるが、他の選手がやや霞んでしまっている。岬君、小次郎しかり、途中出場の三杉淳しかりである。「新キャプテン翼」では、決めるべき人は翼であるが、他の選手への配慮も行き届いた傑作品であったことと比較すると、本劇場作品はある意味で「翼中心主義」を押し出していると言えなくもないのであり、本作品はその辺を割り引いて評価しなければならないように思う。

 なお私が注目している松山君は、ふらのを去りアメリカに渡ったマネージャーが観戦に訪れ、久しぶりの再会を果たしている。ロベルトとの再会を果たした翼の活き活きとした表情が印象に残った。

夏の東映まんがまつりの看板
 当時、東映まんがまつりは夏がメインで、「ジュニアワールドカップ」は劇場版4作目、夏の看板となった作品です。
 物語を高橋陽一先生自身が書き下ろしていて、その詳細情報が逐次当時の雑誌などに掲載されていました。当時のアニメスタッフがどちらかというと小次郎ひいきだった(例/劇場版第2作)のに対し、今回は原作者らしく翼の人間関係や内面を繊細に描いているのが見所です。もちろん全日本はオールスターで、それぞれに見せ場があります。
 ただ一部、作画が間に合わなかったような画面があり。
「明日に向かって走れ」は3作目にあたり、春の東映まんがまつりのコンテンツ。夏へのつなぎのような内容です。

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