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誤植とブックレットが興醒め…

大友良英が以前、大岡越前のBGMを書いた山下毅雄をネタにアルバム(『山下毅雄を斬る』…大岡越前のテーマも取り上げていた)を作っていて、それが結構良かったので、このCDを店頭で衝動買いしました。クールなようで熱さを孕んだ斬新な音楽の数々それ自体は、良いのですが…。ブックレット中の作曲者の名前が全て、「山下毅男」と誤植されてます。裏ジャケだけは正しく「山下毅雄」になってます。なんかCD製作側のヤッツケ仕事の匂いがしますね。帯には、同時発売『木枯らし紋次郎 新・木枯らし紋次郎オリジナルサウンドトラック』とある。う〜ん、娯楽時代劇を内心バカにしてる担当者が、同時発売の時間に追われて作りました〜って感じなのかな。…って誤植から、ここまで連想してしまう私が考え過ぎなのかしら?笑『サスペンスT』とか『アクションV』とか、ローマ数字付きの曲番に欠番があり、調べてみると…よーするにダイジェスト盤なのか。全曲集と思ったのは私の早合点ですけどね。ブックレットが思い出話みたいな文章だけってのもガッカリ。参加ミージシャン一覧も無いし、個々の楽曲解説や劇中の使用例なども一切ないので、かなりシラケますねー。

加藤剛さまの顔が思い浮かぶ名曲ですが……。

以前キングレコードから4枚出ていたサントラを再構成しただけの物です。しかも、肝心のタイトル曲が落ちています。耳に馴染んでいたタイトル曲は後から追加録音された物の様で、山下先生の意向が反映されたかどうか怪しいものであるらしい。とはいえタイトル曲がないのはサントラファンとしては淋しい。まあ、キング版を買っていない時代劇ファン、山下ファンは買いでしょう