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きれいなパンツをはきなさい―母に学ぶビジネスの知恵

きれいなパンツをはきなさい―母に学ぶビジネスの知恵
価格:¥ 1,890
ロンダ エイブラムズ(著),Rhonda Abrams(原著),立木 勝(翻訳),橘 美穂(翻訳)
おすすめ度
やや理想的な気もしますが
企業のモラルを強調しているのですが、昨今の世の中の状況からすると、ほんとうにこれでやっていけるのだろうかと、少し懐疑的な感じもします。でも、3M社では勤務時間の15%を自由に使え、経営陣はポストイットの商品化まで6年我慢したとか、スコッチテープは常に商品改良を重ねて売上を維持しているとか、参考になりそうなことも多数のっています。
アメリカ流経営哲学
企業の大小にかかわらず、経営が安定している企業、雇用を安定供給している企業等をセレクトして、その根底に流れている経営者の考え方を、母親が子供に躾るときに言う言葉にだぶらせて紹介している。 低迷している日本企業の生き残るヒント、あるいは雇用促進のヒントになるかもしれない。人が生きなければ企業も生きないのではないかということに思いあたる。目からうろこの一冊。
本書の特徴は、成功企業の秘密を「母の教え」を切り口として見ようとするところにある。「悪いことをしたら謝りなさい」「みんなで分けるのよ」「けんかはやめなさい」などといった万国共通の母親の教えを柱にして、社員や顧客の満足度が高いアメリカ企業の、風土や経営方針を紹介している。そのなかには、ディズニーやキンコーズ、3Mなど、日本でもなじみのある企業も多数含まれている。 ロンダ・エイブラムズは、ビジネスコンサルタントやライターとして活躍中の人物である。本書の冒頭で述べているとおり、彼女が取り上げている企業は、マスコミによく登場するような大企業ばかりではない。しかし、ビジネスと人間らしさを両立させている企業の実例を読むと、利益最優先を打ち出さなくとも成功を収めている企業もあるのだと、温かい気持ちになれる。 著者が最も基本に据えているのは、本書のタイトルである「下着はいつも清潔に」という教えである。人から見えないところでも誠意を尽くすという当たり前のことなのだが、当たり前のことを当たり前にできている企業は、実に少ない。 ただし、ビジネスモデルと「母の教え」とは多少性質が異なるようで、唐突な印象を受ける部分もある。また、終章近くの「下着はいつも清潔に」の章は、本書のエッセンスを凝縮した要約になっており、読者の好みが分かれるところだ。熟読する時間はないが、取り上げられている企業とその内容だけは把握したいという人は、この章から読むのもいいかもしれない。(朝倉真弓)

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