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ヤバい経済学 [増補改訂版]
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー(著),望月衛(翻訳)
おすすめ度
人間というのは、インセンティブで動く、何がインセンティブになるかは、その人しだい。
だが、インセンティブで動かない人はいない。
これを徹底して検証しています。
お相撲さんとか先生とか麻薬の売人などなど、どれも面白いです。
人が何を理由に行動するのかに、私はとても興味があるので、ぜひぜひこれからもいろんな
検証をして、また本にして欲しいです。
定説や、専門家に騙されないために、世の中を賢く生きていくために、とてもおススメな本です。

本著のデータによれば、日本の大相撲では八百長が存在していることを明確に示している。八百長報道があった後は、7勝7敗で千秋楽を迎えた力士の、8勝6敗の力士に対する勝率はいつもの80%ではなくて、50%になる。つまり八百長報道があった直後においてのみ、力士間の取引が成立せず「実力」で勝負するのである。その他、常識や希望的観測が間違っている例が本著には列記されている。知的生産を行う人、ビジネスマンは必読であると言えよう。
1.思想的に正しい動機や目的?
2.現実的なコスト計算やトレードオフの分析?
1.の人はやる気は十分で声も大きい
2.の人は、知識先行、実行力があんまりで、声も小さい
このくそったれな世の中を少しでもよくしたいとちょっとでも思うんなら
他の誰かが衝撃的な映像や優しいイメージや言葉を使って、大きな声で叫んでる意見から自分がキモチイイものだけ受け入れれば良いわけじゃない。
それが現実的実行力を持っている保証はどこにある?僕らは優しくだまされてるとしたら?
地球温暖化って何?レジ袋を断ると石油が節約できる?
出来たとしてそれがどれくらい二酸化炭素の排出抑制になる?
もったいないってすごくいい言葉だ。間違いない。
でも今やってるその行動その実効性についてもうちょっと自分で考えてみたっていいと思う。
問題を分析して、まともな解決策を提示するための手法として経済学は使える。
一度読んでみて欲しい。経済学に対するイメージがきっと変わる。

犯罪件数を下げた要因として数々の論理が組み立てられたが、一番の要因は「中
絶が合法化したことで、未来の犯罪を犯す少年少女の生存をとめたことだ」など
視点がすごく興味深いところからデータに基づいた調査結果を論じている。
経済を読む上で大事な事は、世の中の情報に振り回されることなく、自分の観点
で物事を確認し、何が重要であるかを自分で決めることだ、と思う。
この本はそういう意味でも世の中の通説からいい意味で外れた見方をしているし、
新たな観点を導き出している。
全ての人間はインセンティブのために行動をするから。
お金はそういった人々の思惑によって動かされているのだ、というのを伝えてい
る。
ただ、内容がアメリカに固執してしまっているために、黒人・白人の人種差別問
題や子供の名前の付け方が頭の悪さと関係するか、などアメリカ的すぎてしまう
ために、読んでいて疲れてくるところもたまにある。
これが経済学か、と言われるとどうなのかはわからないが、情報の分析力の高さ
と視点の独自性は高く評価されるべき内容だろう。
