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七緒(VOL5) 着物からはじまる暮らし プレジデントムック 特集:「お手入れ」「お直し」解決隊・小紋日和
プレジデント社
おすすめ度

反物だけでなく、普通の生地での作り方も載ってました。
この本の中にも出てくる自分で着物の染み抜きなど、お手入れができる人たちは、「お手入れはみんな自分でやってたのよね」の世代なのだ。つまり、彼女らの祖母や母親の年代はみんな自分でできてたわけで、それが当たり前の世代なんだなと。
てなわけで、「あんまりよけいなことはしないでおこう」と心新たにした。それに、本文中でも「あくまで自己責任で」という一言がありましたね。
ただ、この本は毎号思うのだが、掲載する着物がお手ごろ価格なものが多く、若い人でも「コート一着分で買える着物」という品揃えを提案しているので、「着物を買いたいけど、高いし〜」と思う人が最初に参考にするにはお薦めではないかと思う。それに、着物を初めて作ります、という人にも親切に対応してくれそうなお店が載っているし、好感が持てる。ぞうりや小物も、お手ごろ値段が多いし、「ほしい!」と思えるモノが多い。
着物生活をはじめたいなら(普段着として着るなら)、やはりバックナンバーで特集されている木綿から入ったほうがいい。着物自体が安いし、洗濯機の手洗いモードでお洗濯、または自分で手洗いすればOKだし。
お食事に出かけた先で正絹の着物を汚したりしたら、やはりそれは「おでかけ着」なのだから、専門家にお願いしたほうが、結局は長くきれいに着ることができるんだなあ
と、思わされたこの号でした。
なんとなく、一通りに説明はされているけど、
具体的には頼み方も値段も、イマイチ分からなかった。
私も1万円で買ったアンティークの友禅染めの着物を
5万円かけて直したことがあるのだが、
いろいろな場所(呉服屋さんやリサイクル着物店)に相談しては、
どうもその説明に納得できずに、悩みまくった。
最終的にはよいお店とめぐり会えたのだけれど、
あのときにこの本があれば良かったのに。
お直しにかかる値段は半端じゃない分、
するべきかしないでおくかというのはいつも葛藤だが、
今回の特集は、そのあたりの悩みをチョット解決してくれる。
七緒はいつも良い記事内容だが、今回はとくに保存版。
あと、中に書いてあった
着物のお手入れをないがしろにすると着物に仕返しされるよ、
というのは耳の痛い言葉。
着物周りの「お手入れ」
ページをめくるたびに目からウロコがボロボロ落ちて、
改めて着物大事にしなきゃね〜と思いました。
帯やら何やらをお仕立て直しする目安や値段なんて
どこさがしてもこんなに丁寧に出ている本はなかったし
無双のお袖を仕立てるコーナーもやる気むんむんに
してくれたし、足袋履いたまんまで洗うなんて!思いつきも
しなかったし。特集の「お手入れ解決隊」ただただ
ありがたく読みました。
小紋の特集もいいですね〜つい着易い紬に走るけど、
小紋もがんばって着てみたくなりました。
「七緒」第1号と出会って開眼した私の着物ライフ。
遅まきながら、一から勉強して、着物で生活するようになって
1年が経ち…いっつも心のどこかで「着た着物ってこんな
扱い」で良いのだろうか?という不安感、罪悪感がありました。
ネットでしか買ったことない廉価な帯や着物でも、も少し
何とかしなきゃならんだろうと思ってはいたのです。
ずぼらな私も。でもこの「お手入れ解決隊」で全てがすっきり。
どうして、この本はこんなに痒いところに手が届くことを
さらっとしてくれるのでしょう。嬉しい限りです。
着物生活を決意した人にとって「七緒」の存在は
本当に大きいと思います。amazonでの販売順位をみても
それが顕著にわかりますね。きれいで美しいだけの着物の
本も、もちろん素敵だけれど「暮らしの中で着ていく着物」
のことならやっぱり「七緒」がダントツの一位です。
読者の側にたった紙面つくりを本当にありがとうございます!
次ももちろん即買い!書店に走りますね!